12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
教育・文化
2022年4月20日(水)8:59

文化財散策コースを一冊に/市教育委員会

「下地南・野原」発刊/綾道10冊目 市内全域を網羅

 

大城教育長(中央)らが今回で10冊目となる「綾道」で、市内全域を網羅したことを発表した=19日、市役所

大城教育長(中央)らが今回で10冊目となる「綾道」で、市内全域を網羅したことを発表した=19日、市役所

市教育委員会(大城裕子教育長)は19日、市役所で会見を開き「綾道(あやんつ)-下地南・上野野原コース」を発刊したことを発表した。「綾道」はガイド冊子で、宮古の歴史を歩きながら巡ることができる。今回で10冊目で、市内全域を網羅したことになる。大城教育長は「イラストや写真を多用し、分かりやすい内容になっているので、島内外の多くの人が手にとって活用してほしい」と呼び掛けた。

今回の対象地域は、下地南(上地、洲鎌、与那覇等)、上野野原。A5版で全59ページがオールカラーとなっている。

「下地南・上野野原コース」では、「サキシマスオウの木」や「トマイ御嶽の植物群落」などの天然記念物や「野原のマストリャー」の無形民俗文化財のほか「クバカ城跡」などの史跡など、両地域に点在する多様な文化財が紹介されている。

大城教育長は「各地の自治会をはじめ、地域住民から多大な協力をいただいたほか、専門家の教示も得て発刊することができたので感謝でいっぱい」と話した。

また、友利克生涯学習部長は「今回は大きく下地南コースと上野野原コースという二つの散策コースを設け、全体で20連コラムも多数掲載しているのでぜひ手にとって楽しんでほしい」と述べた。

担当した折田明日香さんも「自分たちが住んでいる周囲のことを学ぶことができるし、とても興味を持てる内容になったと思う。さらに、コラムを通して深く掘り下げることもできる」と話した。

今回の発行部数は1万2000部。市役所1階ロビー、3階の生涯学習振興課、歴史文化資料館、未来創造センター、総合博物館、各出張所などで無料配布を行っているほか、市内の各小中学校にもそれぞれ10部配布している。

「綾道」とは、2012年度から一括交付金を活用して、市内各地の文化財散策コースの作成を行ってきた。これまで「砂川・友利コース」「平良北コース」などを発刊し、今回で10冊目となる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!