05/06
2024
Mon
旧暦:3月27日 大安 己 立夏
教育・文化
2022年10月30日(日)9:00

入賞者表彰、群読、講演/美ら島おきなわ文化祭

「詩(ことば)の祭典」開催

 

「詩(ことば)の祭典」で表彰を受けた受賞者の皆さん=29日、市未来創造センター

「詩(ことば)の祭典」で表彰を受けた受賞者の皆さん=29日、市未来創造センター

美ら島おきなわ文化祭2022「詩(ことば)の祭典」(主催・文化庁、県、宮古島市など)が29日、市未来創造センターで開催された。「『海』~言霊 海を越えて~」をテーマに全国から応募された作品の入賞者に対する表彰、文部科学大臣賞受賞作品の群読、特別講演などが行われた。参加者らは詩(ことば)が持つ力や言葉の泉を掘り当てる作業を通して、感性を磨いていくことの大切さを確認し合った。

歓迎のあいさつで、座喜味一幸市長は「この催しを契機に宮古島の文化が今後ますます、大きな広がりを見せていくことを期待している」と述べた。

永岡桂子文部科学大臣、加藤勝信厚生労働大臣、玉城デニー県知事から開催を祝うあいさつが寄せられた。

舞台では、最高賞となる文部科学大臣賞の小学生の部に野田梨央さん(京都府)、中学・高校生の部に石橋紺花子さん(福岡県)、一般の部に雪柳あうこさん(東京都)ら各入賞者に表彰状と記念品が贈呈された。

最高賞の3作品は、みやこ少年少女合唱団による群読が行われた。作品に対する思いを込めて、団員たちが読み上げる言葉に会場全体で聞き入り、読み終わるごとに大きな拍手が起こった。

宮古島市からは市教育長賞の前泊祐晟君(伊良部島小5年)ら計3人が入賞した。

前泊君は「作品には自信があったけど、入賞できてとてもうれしい。これからも詩は書き続けたい」と話した。

下地ヒロユキ審査委員長は、それぞれの作品に込められた思いの表現方法やテーマとの対比、共通性の発見、描写力などについて高く評価した。

全国から409点(小学生91点、中学・高校生210点、一般・大学生含む108点)の応募があった。

第2部では名桜大学大学院特任教授で琉球大学名誉教授の山里勝己氏、詩人で評論家の高良勉沖縄大学客員教授による特別講演が行われ、訪れた人たちは「詩」の持つ「力」や、あふれ出る思いを言葉にしていくことの大切さを学んでいた。

美ら島おきなわ文化祭2022 第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭の統一名称。日ごろ行われている各種文化活動を全国的な規模で発表、共演、交流する場となる文化の祭典。沖縄県は今年、日本復帰50年を迎えたことから、同文化祭を通して、多用で豊かな沖縄文化の魅力を県内外に発信する。同文化祭は10月22日~11月27日まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!