12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
産業・経済
2023年2月24日(金)9:00

宮糖は基準帯、沖糖下回る/刈り取り作業は順調

操業開始から2カ月/22-23年期キビ平均糖度

 

原料搬入が順調に進んでいる宮古製糖城辺工場=23日、城辺砂川

原料搬入が順調に進んでいる宮古製糖城辺工場=23日、城辺砂川

2022-23年期サトウキビの製糖操業が始まって約2カ月が経過した。出だしは天候不順で収穫作業が進まなかったが、その後はハーベスターが本格稼働し、刈り取り作業は順調。平均糖度は宮古製糖城辺工場が13・70度と基準糖度帯(13・1~14・3度)に達した。沖縄製糖は1カ月前より上昇したものの、12・90度と基準帯を下回っている。

宮糖城辺工場は、22日までの累計で8万4856トンの原料(キビ)を搬入。基準帯内は46%、基準以上が27%で合わせて73%がクリアしている。

宮糖伊良部工場は3万141トンが運び込まれ、平均糖度は13・23度、基準帯内と基準以上は計57%。同多良間工場は1万3980トンを搬入し、平均糖度は13・89度、基準帯内と基準以上は81%となっている。

沖糖は、22日までの累計で搬入された8万9721トンのうち、基準帯を下回る原料が5万2772トンと全体の59%を占めている。基準帯内は33%、基準以上は8%となっている。

沖糖は「平均糖度は上がっているが、いつものような右肩上がりになっていない。操業終了までに基準糖度帯に乗るかはギリギリなところ」と見ている。操業終了は順調に進めば3月中の見込み。

地区内では、宮糖伊良部工場が昨年12月8日、城辺工場が同9日に操業を始め、沖糖が同15日、多良間工場は同20日に開始した。地区内4工場がそろって2期連続で年内操業になった。

宮古島地方は昨年10月半ばから天候が崩れ、約2カ月、雨天や曇天が続いていたが、12月下旬になってから回復。1~2月も天候に恵まれ、ハーベスターがフル稼働している。

農家手取りのサトウキビ価格は品質(糖度)によって、交付金と原料(キビ)代金の合算で決まる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!