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社会・全般
2023年5月28日(日)9:00

台風2号、あすにも接近の恐れ/非常に強い勢力維持か

早めの対策呼び掛け/市、気象台

 

台風接近に備え大型のレジャー船などを陸に引き上げる作業が行われた=27日、平良港下里船だまり

台風接近に備え大型のレジャー船などを陸に引き上げる作業が行われた=27日、平良港下里船だまり

大型で非常に強い台風2号は27日午後3時現在、フィリピンの東にあって1時間に25キロの速さで西に進んでいる。台風は今後、沖縄の南の海上に達し、宮古島地方は28日夜遅くから北東の強い風が吹くと予想され、週明けの29日には非常に強い勢力で接近する恐れがある。市や気象台では早めの台風対策を呼び掛けている。

気象庁によると、中心気圧は925ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風。中心の北東側650キロ以内と南西側550キロ以内では15メートル以上の強い風が吹いている。

このまましばらくは勢力を維持し、30日まで中心気圧は925ヘクトパスカルとなると予想している。

宮古島地方では週明け以降から本格的に風雨が強くなる見込みで、市内の港では早めに備えようと台風接近前に船を陸揚げする作業が行われた。

平良港下里船だまりでは、遊漁船やレジャー船が早々と陸揚げされ、船主からは「これからどんどん風も強くなるし、予約のキャンセルも増えてきたので早めに対応することにした。影響が長引くことが怖い」と話した。

また、大型のレジャーボートを大型クレーンで陸揚げする作業も行われ、船をいったん水面まで持ち上げたが、安全面や風の影響などを考慮してこの日の陸揚げ作業は断念した。

宮古島地方気象台によると、沿岸の海域ではうねりを伴い波が高く、28日明け方からうねりを伴ってしける見込みで、市民や観光客に対し、海に近づかないよう注意喚起している。

市防災危機管理課は「台風は29日ごろから宮古島地方に接近する見込み。次第いに風が強まり海上は大しけとなることが予想されるため、早めに台風対策をしてほしい」と呼び掛けている。

また、同課では「暴風警報」が発表された場合、避難所として▽市役所総合庁舎▽城辺庁舎▽上野庁舎▽伊良部公民▽池間地区防災センター▽来間離島振興総合センター▽大神島離島振興センター-の開設を予定している。


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