12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2023年7月4日(火)9:00

25年連続で西里大通り/最高路線価

対前年伸び率4・3%/下里、市場通りも上昇

25年連続で宮古地区の最高路線価となった西里通り

25年連続で宮古地区の最高路線価となった西里通り

【那覇支社】沖縄国税事務所は3日、相続税や贈与税の算定基準となる2023年分の路線価(1月1日現在)を発表した。宮古島税務署管内の最高路線価は平良字西里の「西里大通り(中央通りとの交差点から北西向け区間)」で、1平方㍍当たり12万円。前年からの伸び率は4・3%だった。前年の9・5%からは縮小したが、県内各税務署管内の最高路線価では伸び率2位となった。

西里大通りが宮古島税務署管内の最高路線価となるのは1999年から25年連続。国税庁のホームページによると、下里通り、市場通りなどでも、路線価が上昇した。コロナ禍からの回復などが影響したとみられる。

国土交通省地価公示の評価員・代表幹事を務める不動産鑑定士の仲本徹氏は、宮古地区の地価について、「西里通りを中心に、ホテルの用地取得も強いほか、店舗の空きがないと聞いている。郊外でリゾート色が強い場所は、さらに(動きが)強いのではないか」との見方を示した。

同じ先島地区である石垣署管内の最高路線価は、1平方㍍当たり15万円。宮古の最高路線価より25%高いが、5年前には石垣税務署管内が宮古より8割高かったことを考えると、大幅に縮小した。

仲本氏は「宮古島にはヒルトンも進出するなど、市場がグローバル化している。市場への参加者の動きが石垣よりも強くなっている」と語った。

県内の最高路線価は、22年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」。前年比2・1%上昇の1平方㍍当たり145万円で、3年ぶりに上昇へ転じた。

今後について、仲本氏は「右肩上がりの傾向が続くとも思えるが、国際的に金利が上昇しているので、どのように影響するか注視が必要」と述べた。

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となり、毎年1月1日を評価時点として、12月31日までの間に相続、または贈与により土地などを取得した場合に適用されるもの。地価公示価格などを基にした価格(時価)の80%程度をめどに評価して算定する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!