02/07
2026
Sat
旧暦:12月20日 先勝 壬 
教育・文化
2023年10月1日(日)9:00

豪快、優雅な踊り奉納/上野野原の十五夜行事

「マストリャー」4年ぶり開催

 

満月の下、男性たちは力強く棒を振った=9月29日、上野野原の野原公民館

満月の下、男性たちは力強く棒を振った=9月29日、上野野原の野原公民館

上野野原の伝統行事「野原のマストリャー」が旧暦8月15日の十五夜に当たる9月29日夜、野原公民館で行われた。満月の下で男性は豪快な棒踊りを、女性は優雅な舞をそれぞれ奉納し、向こう1年間の五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。公民館には多くの地域住民と野原出身者らが集まり、脈々と受け継がれてきた伝統行事を見守った。新型コロナウイルスの影響によって4年ぶりの開催となった。

会場には心地よい秋風が吹き、月明かりが降り注ぐ中、午後9時半すぎに祭りは本番を迎えた。集落内の子(ね)組、寅(とら)組、午(うま)組、申(さる)組の4カ所の升元で酒宴を開いていた男性らが野原公民館に集合し、マストリャーが幕を開けた。

男性は勇ましい掛け声とともに棒を打ち鳴らし、女性はクバ扇や四つ竹を手に優雅な舞を披露した。最後は参加者全員で輪になり、クイチャーを踊った。

公民館に訪れた住民らは、300年続くといわれるマストリャーの世界を4年ぶりに堪能した。
マストリャーは国選択および市指定の無形民俗文化財。語源は穀物が税だった時代に「升取屋」と呼ばれる升元にこれを納めていたことに由来する。祭りは税の完納を喜び、来る年の豊作を祈願して行われるようになったと伝えられる。

野原部落会の根間直也会長(59)は「4年ぶりで不安もあったが、みんなの協力のおかげで開催できたことをうれしく思う。マストリャーは野原にとって一大行事であり、みんなの気持ちが一つになる。ずっと続けていきたい」と復活を喜んだ。

マストリャーに参加した野原在住の60代女性は「4年ぶりなので感慨もひとしお。3年間空白があるので流れるような踊りができなかった。満月の下で野原だけでなく、宮古全体や世界の平和と繁栄の踊りが披露できて良かった」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!