12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
政治・行政
2023年12月8日(金)9:00

ふるさと納税 過去最高12億円見込む/市議会総務財政委

前年度比2億円の増/手数料と委託料補正計上

 

市一般会計補正予算案などを審査した総務財政委員会=7日、市議会全員協議会室

市一般会計補正予算案などを審査した総務財政委員会=7日、市議会全員協議会室

市議会の総務財政委員会(下地茜委員長)が7日、市議会全員協議会室で開かれ、2023年度の市一般会計補正予算などを審査した。ふるさと納税が過去最高だった22年度よりも2億円増加し、12億2262万円が見込まれていることが分かった。8日は議決議案の審査の後、表決までを行う。

ふるさと納税は、古里や好きな自治体に寄付できる制度。22年度寄付額は10億1374万円で初めて大台を突破した。市への寄付額は4年連続で過去最高を更新中となっている。

久貝順一企画政策部長は「今年度のふるさと納税は過去の実績を踏まえて9億円を見込んでいた。今年度の4~9月までの寄付額が、前年度の同期間の約2倍となる4億2019万円となっている」と説明した。

想定を上回る金額となるため、寄付に係る経費も増額になるとして、手数料と委託料を計1億9000万円補正計上した。

市に実際に入る金額は50%。委託先は、宮古島観光協会を代表とする3社による「ふるさと納税運営管理委託業務共同体」で、委託料は寄付額の41%。このうち30%が返礼品の費用となって、残りの11%がシステム開発や返礼品の開発などに充てられている。

返礼品は465件あるという。昨年度は旅行クーポン券、宿泊券、マンゴー、ゴルフプレー券、肉の人気が高かった。

市の貯金に当たる財政調整基金については3億6900万円を積み立てる。補正予算が可決された場合、残高は76億円になることが説明された。財政ビジョンより目減りしているとの指摘に対し、與那覇勝重総務部長は「昨年は20億円を予算化したが、実際の取り崩しは10億円程度だった。財政ビジョンは下回らないと考えている」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!