12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
政治・行政
2023年12月16日(土)9:00

空き家状況が大幅に改善/市議会一般質問

16年の486件が261件に
新たに居住、リフォームなどで

 

市のさまざまな課題解決に向けて論戦が繰り広げられた市議会一般質問=15日、市議会議場

市のさまざまな課題解決に向けて論戦が繰り広げられた市議会一般質問=15日、市議会議場

市が2016年に行った空き家の実態調査では486件が確認されたが、新たに今年度実施した現状確認で261件となり、大幅に減少したことが15日、分かった。新たに居住するなど利活用が進んでいる。市は次年度に空き家数を明確に把握する実態調査を予定している。調査に伴い、所有者の意向調査も行い、空き家の適正管理、利活用に向けて取り組んでいくとしている。同日行われた開会中の市議会(平良敏夫議長)12月定例会で池城健氏の質問に川平陽一建設部長が答えた。

現状確認は市が把握している486件を対象に実施。このうち▽除去(解体)42件▽居住130件▽リフォーム8件▽その他利用(倉庫などに)45件-となっていることが確認された。残りの空き家については職員が1件1件回って状況を確認したものの、空き家の所有者については把握できていないという。

放置状態の空き家は、防災や防犯、安全、環境、景観などで問題を生じさせる可能性がある。市は空家等対策計画を策定。期間は2018年度から5年間で、対策に関する基本方針には、空き家そのものへの対応のほか、空き家の発生を予防することの重要性を説いている。

市は現状を踏まえて空き家の状況が改善していると考えており、今後も課題解決に向けて取り組んでいくとしている。

一般質問で池城氏は「空き家対策で市空き家等対策計画を策定し、誰もが安心安全に暮らせる街作りを推進するとしているが、市は現在、市内の空き家の件数は把握しているか。利活用が進んでいない空き家については持ち主の把握はできているか」と質問した。

川平建設部長が16年の実態調査や現在の状況、次年度に再度実態調査を実施する方針などを示し、空き家の適正管理や利活用に取り組んでいくと答えた。

この日の一般質問には池城氏のほか、上里樹氏、山下誠氏、友利光徳氏の4人が登壇した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!