12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
政治・行政
2023年12月19日(火)9:00

内訳書ない入札問題視/し尿処理施設整備事業

粟国氏、談合の可能性指摘
市「疑いがないと判断できた」/市議会一般質問

 

市し尿等処理施設整備事業などで論戦が交わされた市議会12月定例会一般質問=18日、市議会議場

市し尿等処理施設整備事業などで論戦が交わされた市議会12月定例会一般質問=18日、市議会議場

開会中の市議会(平良敏夫議長)12月定例会一般質問は最終日の18日、狩俣政作、新里匠、粟国恒広、山里雅彦の野党4氏が登壇し、座喜味一幸市長の政治姿勢などについて論戦を交わした。このうち、粟国氏は、市し尿等処理施設整備事業のプラント電気の入札段階で「内訳書」が添付されていない状況にもかかわらず、入札が行われたことを問題視し、「談合の可能性もある」と指摘し改めて市の見解を求めた。

市の指名競争入札通知書には入札の無効に関する事項に「工事費内訳書を提出せずに入札した場合」とあるが、実際には入札が行われていた。粟国氏は「通常であれば内訳書がないまま入札に参加できるのはおかしい。(内訳書が)空欄で後から記載というのは正当な入札なのか」と指摘した。

與那覇勝重総務部長は「『プラント機械』については積算参考資料の設計書に内訳書のひな形が含まれている状態だった。一方、『プラント電気』については設計書に内訳書のひな形が無く、別に作成したので2種類の内訳書の見本が存在することになった。内訳書はあくまでも1回目の入札が有効」と答弁した。

また、「今回の入札については談合についてのうわさがあり、一律の内訳書は談合の有無を精査する必要があった。精査の結果、談合の疑いがないと判断できたことで落札決定した」と説明した。

粟国氏は「こういったことは談合の疑いを指摘される。内訳書を提出していなければ無効となるはずが後からの提出を認めるのは適正か」と述べた。

これに嘉数登副市長は「談合のうわさもあり、通常よりも慎重で丁寧な入札事務が求められていた。一部、入札条件の記載に課題があったと認識しているが、参加者が公平になるよう取り扱った。調査を並行して進め、談合の事実も確認できなかった。工事は公平公正に落札された」と正当性を主張した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!