05/01
2024
Wed
旧暦:3月23日 先勝 乙 
産業・経済
2011年11月11日(金)9:00

10月乗客33%増/那覇・宮古線

SKY参入で割安感追い風


 市建設部空港課のまとめによると、那覇-宮古線に就航する航空4社の10月の乗降客数は、前年同月と比べ2万5615人(33・1%)増の10万3018人となった。スカイマーク(SKY)の同路線就航から約2カ月。同社との競争に伴う格安運賃が追い風になったとみられる。


 航空各社の10月の那覇-宮古線の乗降客数は日本トランスオーシャン航空(JTA)が5万1609人(前年同月比6・1%増)、琉球エアーコミューター(RAC)が1610人(同比3・9%増)、全日本空輸(ANA)が2万1221人(同比22・2%減)、SKY2万8578人(全増)となった。

 JTAは増えた理由に、昨年と比べ台風の影響がなかったことを挙げる。格安運賃の効果については「分析中」としている。

 SKYの空港カウンターの職員は、「利用者の約6割は宮古か島外の一般客。約4割が観光客とみられる」と推測。特に早朝に来島し、観光して夕方の便に乗る日帰り客が多いという。

 東京から里帰りし9日帰路についた高橋文雄さん(55)は「今の運賃だったら宮古に来やすい」と話した。

 55歳のタクシー乗務員によると、空港から1日に運ぶ客は4~5組程度だったが「現在は6~7組に増えた」と話した。

 乗務員らによると、利用者の1割弱が観光客で宮古か島外からの一般客が9割以上を占めるという。

 航空関係者によると、東日本大震災以降、観光客は減り前年水準までには回復していない。このため、10月の増加分の多くは一般客とみられる。

 11月搭乗分の最安運賃は、JTAとANAが3600円(45日前までに購入、座席数制限)、SKYが2800円(21日前まで購入、座席数制限)。JTAとANAの最安運賃はSKY就航前の半額になった。

 巷では「タクシーと変わらない価格」との声を耳にするようになった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!