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スポーツ
2012年6月6日(水)9:00

宮工・長濱がピン級でV/高校総体ボクシング

川満、比嘉は準優勝


ピン級で優勝した長濱(中央)とライトフライ級準優勝の川満(左)、フライ級準優勝の比嘉=5日、沖縄水産高校

ピン級で優勝した長濱(中央)とライトフライ級準優勝の川満(左)、フライ級準優勝の比嘉=5日、沖縄水産高校

 2012年度県高校総合体育大会ボクシング競技は5日、沖縄水産高校で各階級の決勝を行った。最軽量のピン級では宮古工業の長濱和良(3年)が沖縄尚学の与那覇大気を判定で下し優勝を決めた。ライトフライ級の川満俊輝(宮工2年)、フライ級の比嘉大吾(同)はいずれも準優勝となり、3選手は今月22日から長崎市で開催される九州大会への出場権を獲得した。団体順位は宮古工業が3位となった。


 昨年度の高校総体は準優勝だった長濱。今大会に向け1カ月間の合宿を行い、走り込みに力を入れてきた。優勝を果たし「最高にうれしい。自分のボクシングができた。決勝の相手とはこれまで1勝1敗だったので、絶対に勝つという気持ちだった」と振り返った上で、九州大会に向けては「九州大会では自分と同じタイプの選手が多い。自分のボクシングを貫き通せる練習をして、まずは1勝、そして上位を狙って頑張りたい」と抱負を語った。

 川満は沖縄尚学の當真和輝に、比嘉は同じく沖縄尚学の呉屋弘之に判定で敗れた。川満は「同じ2年生に負け悔しく、準優勝でも納得できない。九州大会では九州レベルのボクシングを勉強して強くなりたい」。比嘉は「打ち合いができなかった。ガードが甘く打たれ損の部分もあったので、しっかり練習してワン、ツーから入っていきたい。九州大会では一戦一戦を頑張っていきたい」と語った。

 同校ボクシング部の知念健次監督は「2年生の川満、比嘉と3年の長濱とで経験の差が出た。比嘉はあせってしまい減点2ポイントを取られたのが大きかった。川満は打って逃げるアウトボクサー対応が苦手。足が遅いので追えなくなってしまう。長濱は勝たなければという気持ちが出ていて良かった」と各決勝を振り返った上で「九州大会までに、従来通り走り込んで、技術面ではいろいろなタイプと練習試合をしたい。九州での目標はまず1勝」との考えを示した。

 バンタム級の松川允紀(宮工2年)は2回戦敗退、ライト級の下里守(同)は初戦敗退だった。


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