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政治・行政
2014年9月9日(火)9:00

相互乗り入れ停留所を整備/路線バス3社

市が補正予算計上/マティダ劇場裏の広場


路線バスの結節点となる停留所が整備されるマティダ市民劇場裏の広場=平良港

路線バスの結節点となる停留所が整備されるマティダ市民劇場裏の広場=平良港

 2015年1月の伊良部大橋開通に向け、宮古島市は市内の路線バス3社が相互に乗り入れる結節点となる停留所を、平良港のマティダ市民劇場裏(海側)広場に整備する方針を決定。設計委託費と工事請負費として1637万円を今年度の一般会計補正予算案に盛り込み、宮古島市議会9月定例会に提案している。

 市内では現在、宮古島本島で2社、伊良部島で1社が路線バスを運行していて、伊良部大橋開通に合わせた路線の見直しなどについて、市や関係機関を交えた話し合いが行われてきた。

 話し合いの中では、バスターミナルを整備する案も浮上していたが、ターミナル施設を建築するのではなく、3社の路線が相互乗り入れを行う結節点となるバス停留所を、マティダ市民劇場裏の広場約1335平方㍍に市が整備することで市とバス会社3社が合意。15年1月31日の伊良部大橋開通までに完成させるため、市議会9月定例会に補正予算案を提案した。

 予算の内訳は、測量、設計委託費が182万7000円、工事請負費が1454万3000円となっている。バス停留所にはタクシー乗り場も併設される。

 同場所を選定した理由について、市観光商工局の下地信男局長は、現在、伊良部行きフェリーの待合い場所となっている平良港ターミナル1階部分をそのままバス待合所として活用できることや、平良港漲水地区の整備事業で大型船バースが整備されれば、クルーズ船利用客が同バス停留所を利用できる点などを挙げた。「これを機に、各バス会社には路線やバス停設置場所の見直しなどで利用客の利便性向上に配慮を検討してほしい」との考えを示した。


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