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【特集】2023 新年号
2023年1月1日(日)0:09

市民交流拠点形成へ/平良

まちづくりが計画されている市役所周辺

利便性高い住環境創出/市役所周辺エリア

市では市役所周辺のエリアを「市民交流の場」として位置付け、新たなまちづくりの検討を進めている。市役所周辺は都市計画の基本方針となるマスタープランにおいて「重点推進プロジェクト」の一つと位置付けられており、市民サービス施設の集積や利便性の高い快適な住環境を創出することによる市民交流拠点の形成などを目指している。

第1回検討委員会では新しいまちづくり検討委員として、伊川秀樹副市長や市職員、外部委員14人に委嘱状が交付された。委員長には琉球大学名誉教授の池田孝之さんが選出された。

同委員会では市役所周辺のまちづくり基本構想の策定やまちづくりの方向などについて意見を交わし、基本構想の策定に向けて取り組んでいくという。

検討委員会に先立ち、市民・地域住民から収集した意見を反映させるため、「市民交流拠点のイメージ」や「訪れたくなるようなまちづくりに必要な取組」などをアンケートで調査した。

アンケートには、10代から80歳以上までの109人から回答が寄せられた。

市民交流拠点のイメージについては、「子育て施設や医療・福祉施設が充実した生活利便性の高いまち」が20・5%、次いで「台風や地震などの緊急時にも市民が安全に避難できる」が19・0%と多くの人が回答した。

訪れたくなるようなまちづくりに必要な取り組みには、「休日に買い物できる商業・サービス機能の誘導」が21・1%、「身近な憩いの場として人々が集まる公園の整備」が18・2%で、上位の回答となった。

まちづくりの推進については、「自然環境と調和させながら計画的にまちづくりを進めるべき」が46・8%と半数近い回答があり、次いで「空港や市役所が立地する環境を生かして積極的にまちづくりを進めるべき」が29・4%という結果となった。

また、取り組みの一環として、市民との意見交換を行うため昨年11月にまちづくりワークショップを開催した。

ワークショップは3日間にわたって開かれ、初日は「まちあるき」を行い、市役所周辺を散策して地域の交流ポイントを探した。

2日目は「まちあるき」を振り返り、グループに分かれて地域で目指す交流の将来イメージなどについて話し合った。3日目は自然・環境やアクティビティ、多様な出会いなどを通じた交流拠点の場として、エコアイランドの象徴となる公園や広場などの意見を出し合った。

市役所周辺まちづくり基本構想は現況と課題などについてさらに課題分析を進めるとともに、住民・事業者・行政の対話を通じて同地区の抱える課題や将来ビジョンを共有しながらまちづくりの方向性を示していく。

委嘱状が交付された委員は次の各氏(敬称略)。

委員長=池田孝之(琉球大学名誉教授)▽副委員長=伊川秀樹(副市長)▽委員=小野尋子(琉球大学工学部教授)根路銘康文(宮古島商工会議所会頭)仲宗根清二(宮古青年会議所理事長)塔崎隆文(沖縄総合事務局管財総括課長)松根勇(沖縄総合事務局宮古財務出張所長)上原正也(県宮古土木事務所長)柴田大輔(宮古島警察署交通課長)垣花和彦(市企画政策部長)與那覇勝重(市総務部長)仲宗根美佐子(市福祉部長)大嶺弘明(市建設部長)宮國和幸(市消防長)

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