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【特集】2023 新年号
2023年1月1日(日)0:07

和牛オリンピック一等一席/城辺

80歳宮国さん手塩にかけた牛
ゆかり号と「鹿児島旅行」/宮古から20年ぶり出場

宮国光雄さん

 和牛の優秀性を競う全国和牛能力共進会(通称「和牛オリンピック」2022年10月6~10日、鹿児島県霧島市と南九州市で開催)に県代表として出品した城辺西里添(西中)の宮国光雄さんの「ゆかり号」が第4区繁殖雌牛群で「一等一席」に輝いた。船舶での輸送など離島のハンディはあったが、宮古牛を全国にアピールすることに成功した。宮古からは宮国さんの牛を含む3頭が出場し一等一席に輝いた。

 宮国さんは80歳で共進会の本番を迎えた。ゆかり号の綱を引いて審査に臨むことは出来なかったが、会場のアナウンスで「80歳の宮国さんが飼育した牛」と紹介されたという。宮国さんは「ゆかり号のおかげで、鹿児島に家族旅行ができた。周囲の人たちの協力のおかげだ」と喜びと感謝を表した。

 和牛オリンピックに出場することが決まった宮国さんの牛を含む3頭は、本番直前までJA家畜競り市場で預かることになった。

 約3カ月間にわたり調教や運動などに携わり、共進会にも同行したNOSAI沖縄宮古支所の砂川仁志さんは「台風襲来で大変な時期もあったが調教もうまくいき、全国大会の本番ではきれいな立ち姿を披露できた。貴重な経験をさせてもらった宮国さんには感謝したい」と話した。

 宮国さんは1992年から牛を飼育して30年。一番多い時で30頭を飼育していた。

 狂牛病発症時には廃業手前まで追い込まれたという。「上等の子牛が生まれ高く売れた。それで持ち直したよ」。これまでの最高価格は消費税込みで100万円の雄だった。

 宮国さんは現在、妻のみさおさん(78)と一緒に19頭を飼育している。 宮古地区から和牛オリンピックに出場するのは20年ぶりだった。

 2027年の次回大会は北海道で開かれる。宮国さんは「北海道にも行きたい。頑張ればあと10年は大丈夫ではないか」と笑った。

 和牛オリンピックは5年に1度開催される。優秀な成績を残すとブランド力などの向上につながるとして生産者の関心は高い。

第12回全国和牛能力共進会の第4区繁殖雌牛群で「一等一席」に輝いた宮国さんの「ゆかり号」。写真左は宮国さん、妻みさおさん。後方はゆかり号の調教などした砂川さん=2022年10月9日、鹿児島県(写真提供・砂川さん)

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