残業、月80時間超48人/教職員の働き方改革求める
池城氏/市議会12月定例会一般質問
教育部の上地昭人部長は15日、市議会12月定例会一般質問の池城健氏の質問に対し、市の教職員の残業時間について、月80時間を超えている人が9~11月の3カ月で48人、そのうち月100時間を超えた人は16人いたことを明らかにした。池城氏は「100時間は過労死寸前の時間」と指摘し、教職員の働き方改革を求めた。
市教育委員会は9月から学校現場に出退勤システムを本格導入し残業時間を把握している。
池城氏からの質問に上地部長は、月の残業時間が80時間を超えた教職員数は9月が7人、10月は24人、11月は17人。100時間を超えた人数は9月が3人、10月は6人、11月は7人だったことを説明した。
長時間残業を行う教職員がこれだけいる現状に対する対応を池城氏がただすと、大城裕子教育長は「長時間勤務の要因となっている教職員の過剰な業務量の軽減に向けて、学校と共に解決策を考えて取り組んでいきたい」との考えを示した。
池城氏は懸念事項として、残業時間を増やさないため休日出勤を記録しないという事態が生じることを挙げ「実際より短い虚偽の時間を残すこと、残させることはあってはならない。学校管理職と連携して正確な勤務時間の把握と対応をお願いしたい」と要請した。