多良間、3回目接種開始/新型コロナワクチン
医療従事者先行 村民は来年2月
【多良間】宮古圏域で初となる新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が18日、村コミュニティー施設で行われた。医療従事者先行となっており、23人がファイザー製ワクチンを接種した。村によるといまのところ、12歳以上の村民への3回目接種は来年2月ごろを予定しているという。
この日は県立宮古病院医師の山田豪人医師と看護師が応援で多良間入りし実施。1、2回目同様ワクチン接種に先立ち、問診が行われ、2回目接種後の副反応の程度や体温や現在の体調、アレルギーの有無などについて丁寧に聞き取りし、最後に希望するかの確認を経て行われた。接種後は副反応がないか経過観察のため、15分ほど待機した。
3回目を接種した対象者は新たな変異株も県内で確認されたことなどを踏まえて、「安心した」と話していた。
多良間診療所の山中裕介医師は「県内全体ではコロナウイルス感染症が落ち着いている時期だと思うが、変異株が入ってきたということで、注意と感染対策を続けることが大事。県の発表するコロナウイルス感染症の数に注目しながら行動も考えてもらえたらと思う」と話した。
村では2回目の接種が84%完了しているが、引き続き基本的なコロナ感染予防対策(手洗い、手指消毒、うがい、マスク着用、三密を避けるなど)を徹底するよう村民に協力を求めている。