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農林・水産業
2022年4月26日(火)8:59

反収アップへ要点解説/JAきび対策室

栽培暦を一新、農家に配布

 

サトウキビ栽培の基本を解説した暦をアピールする平良室長(左)=25日、JAおきなわ宮古地区本部

サトウキビ栽培の基本を解説した暦をアピールする平良室長(左)=25日、JAおきなわ宮古地区本部

宮古地区さとうきび糖業振興会(事務局・JAさとうきび対策室)は「さとうきび栽培暦」を12年ぶりにリニューアルし、生産農家に配布している。サトウキビの夏植え、春植え、株出しの作業適期を月ごとに示し、作業のポイントを解説している。A0版のカラー刷りで、採苗ほ、除草剤、各品種の特徴も示している。

栽培暦の作成は2010年以来。6000枚を印刷、全生産農家に配布を始めている。

夏植えの場合は収穫後から2年間、春植え、株出しは1年間を▽土づくり・植え付け準備▽発芽▽分げつ期▽伸長停滞期▽伸長初期▽生育旺盛期▽伸長後期▽登熟期▽成熟期-に区切り、それぞれに作業内容を示し、作業のポイントを解説している。

苗用のキビを育てる「採苗ほ」を推奨し、約8カ月栽培の苗、無病苗、黒穂病発生のほ場から苗を取らないことを呼び掛け。除草については「基本は雑草が出る前、出た直後」とし、出る前は「土壌処理」、出た直後は「茎葉処理」の除草剤を使う。

分げつに影響する平均培土は、植え付け後2カ月以上、早すぎる倍土は茎を埋めてしまうため、茎数が減る。「茎数確保で反収アップを」と注意を促している。

対策室の平良明憲室長は「サトウキビ栽培の基本がカレンダーに示されているので、それぞれの農家の経営に合わせて使い、時期に合わせて適期作業をしてほしい。各品種の特徴も載せているので増産に向けて参考に。機械収穫で土壌が硬くなっているので、畝間の心土破砕で空気層を作ることがポイント」などと呼び掛けた。


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