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社会・全般
2022年12月1日(木)8:59

幼児教育充実へ学び深める/地区研究協議会

公開保育や研究発表実施/幼稚園教諭・保育士ら参加

 

研究発表について耳を傾ける教諭ら=30日、宮古合同庁舎

研究発表について耳を傾ける教諭ら=30日、宮古合同庁舎

2022年度宮古地区幼児教育研究協議会が30日、平一幼稚園(佐久本聡園長)などで行われた。市内11の公立幼稚園教諭や5歳児までを受け持つ保育所の保育士らが参加。公開保育や研究成果発表などを通して幼児教育の充実について理解を深めた。公開保育では同園の日常の流れなどを紹介。見学後は各教諭らがグループに分かれて、子どもたちが主体的に活動できているかなどについて意見を交わした。

同協議会は2部構成で行われ、午前中は同園での公開保育。午後からは宮古合同庁舎で担当教諭3人が半年間にわたり研究した「指導計画の作成、保育の展開、指導の過程の評価・改善」についての発表が行われた。

公開保育はあいにくの空模様となったが、園児たちは園舎内での遊びや園庭での駆けっこ、サッカーなど日常の遊びを行った。その様子を見学した教諭らは園での指導方法などについて質問し、同園の下地利津子教諭が回答した。

園児たちが自分たちだけでもルールを守っている状況について質問された下地教諭は「園児の話を聞いて園児たちが自分で作れるものは作ってもらい、作れないものは準備している。ルールなど全員で話し合うことにより、園児たちも決まりを守る」などと話した。

研究発表では下地教諭、東幼稚園の根間玲香教諭、西城幼稚園の砂川美樹教諭が発表。成果として、園児を捉える視点を明らかにしたことで、園児一人一人を理解し、園児の発達に必要な経験を重ねていくことができるような援助と環境構成を工夫することができ、幼児にとってより豊かな経験につながった事などを挙げた。

また、課題については、記録の取り方の工夫と記録に関する時間の確保などと説明。対応策として「日々の保育の中で、メモやカメラなどで子どもたちの活動の様子を捉え、いつでも記録できるようにするとともに、教師間の振り返りの時間を持つようにする」と話した。

このほか、琉球大学教育学部の岡花祈一郎准教授が「子どもの主体的な遊びを育む指導計画と評価」と題し講話を行った。


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