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政治・行政 産業・経済
2023年1月5日(木)9:00

確かな豊かさ実現に決意/宮古島市新春の集い

たる酒鏡開きで繁栄願う/3年ぶり開催に200人参加

 

各界の代表が一堂に会して宮古地区のさらなる振興発展を誓い合った新春の集い=4日、市内ホテル

各界の代表が一堂に会して宮古地区のさらなる振興発展を誓い合った新春の集い=4日、市内ホテル

宮古島市主催の2023年新春の集いが4日、市内のホテルで開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催。会場には、行政、企業の代表らが続々と来場。それぞれがあいさつを交わしながら、卯年に大きく飛躍することを誓い合った。あいさつで、座喜味一幸市長は「確かな豊かさ実現へ」を掲げ、激動の時代を民間と一体となった取り組みを展開しながら、島民の豊かさの実感につなげていくことに決意を示した。

集いは、午後4時すぎに開会。コロナ禍での開催ということもあり、以前は600人ほどが会場に詰め掛けたが、今年は人数を制限して約200人での実施となった。

あいさつで、座喜味市長は「激動の時代ではあるが、どんな時代であろうとも5年、10年先を見据えて市民の活力と知恵で、この小さな島を豊かにしていきたい」と決意を示した。

23年については「ヒルトンホテルのオープンや、今年は4年ぶりにトライアスロン大会も開催される。各種イベントを積極的に開催して島を奮い立たせ、活力と元気を取り戻す年にしたい」と述べた。

一方で課題点についても「これから、多くの観光客を迎え入れることになるが、求人倍率や2次交通の問題など、島が解決すべき課題も残っている。これには、市としてもスピード感を持ってきめ細かく対応していくので、島の新たな発展の幕開けの年にしていきたい」と意欲を示した。

市議会の上地廣敏議長は「今年は海外クルーズ船の再開なども予定され、期待が高まっている。市民にとって明るく、実り多き1年になることを期待している」とあいさつした。

恒例の各会代表によるたる酒鏡開きも行われ、卯年の23年が宮古島にとって飛躍と繁栄の1年となることを願った。

乾杯のあいさつでは、宮古島商工会議所の根路銘康文会頭が、各方面連携を密にした取り組みを展開し、圏域発展につなげていくことを呼び掛けた。

そのほか、会では、みやこ少年少女合唱団が市歌の斉唱を行い、新春の集いに花を添えた。


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