05/19
2024
Sun
旧暦:4月11日 友引 壬 
社会・全般
2023年6月22日(木)9:00

勇壮に爬龍船競争

ハーリー、4年ぶり通常開催/航海安全豊漁願う

 

フォトコンテスト受賞者の皆さん。左は久場俊秀店長、右は山内社長=19日、サンエー宮古島シティ

4年ぶりに通常開催となり、各レースでは例年にも増して熱戦が繰り広げられた。写真は前里添の爬龍船競争=21日、佐良浜漁港

向こう1年間の航海安全と豊漁を願う海の祭典「ハーリー(海神祭)」が旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に当たる21日、佐良浜漁港など10カ所の会場で開催された。4年ぶりに通常開催となった今年は快晴の下、各会場ともメインイベントの爬龍船競争で一気に盛り上がった。漁師や青年らのこぎ手は「ゴーヘイ、ゴーヘイ」と掛け声に合わせ、力強いかいさばきで水しぶきを上げた。ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けてきたが、今年はいつも通りのハーリーの風景に、会場は歓声と興奮に包まれた。

宮古島におけるハーリーは、佐良浜で1894(明治27)年に初めて開催されてから、100年以上の歴史を誇る。

佐良浜のハーリーは、伊良部漁業協同組合が主催。佐良浜漁港では、早朝から各漁船が鮮やかな大漁旗を掲げ祝賀ムード一色となった。

いつも通りのハーリーの風景が広がる中、島の漁師らは船上で祝い酒を酌み交わし、盛大に祝った。

同漁港の特設会場には大勢の子どもから大人までが集合。午前8時30分、陸上パレードを実施し、住民にハーリーの幕開けをアピールした。

式典で、主催者を代表して伊良波宏紀組合長は「4年ぶりにいつも通りのハーリーが開催できることをうれしく思う。私にとっても組合長になって初めての海神祭。この日を機に島がもっと発展することを願っている」とあいさつした。

座喜味一幸市長(代読)は「100年を超える伝統行事が盛大に開催されることに敬意を表したい。新型コロナ以前の活気を取り戻すためにも、官民一丸となって佐良浜をますます発展させ、それが市全体に波及することを期待している」と呼び掛けた。

同漁港では、前里添自治会(仲間稱会長)、池間添自治会(上地繁喜会長)それぞれがハーリーを行い熱戦を展開した。

そのほか、伊良部島小学校・中学校(結の橋学園)の中学生たちもハーリーに挑戦。観客から「頑張れー」と声援が送られた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!