12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2023年6月27日(火)9:00

「警報級の感染状況」/新規陽性者は推定1000人超

県、対策の継続訴え/新型コロナ

 

会見で基本的対策の継続を呼び掛ける玉城知事=26日、県庁

会見で基本的対策の継続を呼び掛ける玉城知事=26日、県庁

【那覇支社】玉城デニー知事は26日、県庁で会見し、新型コロナウイルスについて、「感染が急速に拡大している」として、県民に感染対策の継続を呼び掛けた。県内の新規陽性者数は、推定で週7000人、1日当たり1000人を超えているといい、玉城知事は「インフルエンザであれば、警報級に匹敵する状況」と危機感をあらわにした。

新型コロナをめぐっては、5月8日に感染症法上の位置付けが「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられた。現在、全国でも新規感染者の全数把握は行われておらず、「定点医療機関」で把握した患者数の報告となっている。

定点当たりの報告者数は、県平均で5月29~6月4日の週以後、増加傾向を強めてきた。6月12~18日の週には28.74人となり、インフルエンザで「警報」が発令される基準の定点当たり30人以上に近づいた。県によると、感染状況は全国ワーストという。

宮古保健所管内の定点当たり報告数は、6月12~18日の週で15.25人と、県平均を下回っている。現状で報告者数が多いのは那覇市と沖縄本島南部だが、これまでも沖縄本島で感染が拡大し、遅れて宮古・八重山に感染が広がる傾向があるといい、警戒が必要な状況といえる。

玉城知事は、会見で「このまま夏場に向けて感染が拡大し続けた場合、昨年の第7波を超えることも想定しなければならない」と語った。

新型コロナ病床の使用率は、宮古地区は18日時点で23.1%にとどまるが、県全体では57.8%まで上昇。県は「厳しさを増しつつある」としている。

県は、医療のひっ迫状況や地域医療の課題について情報を集めて政策に反映するため「タスクフォース」を設置した。

また、県民に対しては▽発熱等の体調不良時は外出を控える▽手洗いや換気などの基本的な感染対策の継続▽高齢者など重症化リスクの高い人への感染を防ぐため、医療機関や高齢者施設を訪れる場合など推奨される場面でのマスク着用-への協力を求めている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!