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産業・経済 観光関係
2023年7月2日(日)9:00

九州圏誘客拡大に期待/SKY

福岡-下地島線が就航/2カ月間1日1往復運航

 

空港用化学消防車2台の放水によるウオーターアーチで初便の到着を出迎えた=1日、下地島空港

空港用化学消防車2台の放水によるウオーターアーチで初便の到着を出迎えた=1日、下地島空港

スカイマーク(SKY、洞駿社長)の福岡-下地島線が1日就航した。8月31日までの2カ月間、1日往復2便を運航する。福岡発の初便到着に合わせ、下地島空港活性化協議会長の座喜味一幸市長や洞社長ら関係者が観光客ら利用客を歓迎した。座喜味市長は「福岡、九州の皆さんに宮古島の魅力を感じてもらう良い機会。より多く来ていただいて定期便の運航につながれば」と九州からの誘客拡大に期待した。

下地島空港と九州圏が定期の直行便で結ばれるのは、みやこ下地島空港ターミナル開業以来、今回が初めて。

SKYにとって同路線は約2年半ぶりの新規路線就航で、下地島発着路線としては羽田、神戸、那覇線に続く4路線目となった。

午後2時すぎに到着した初便は満席で、飛行機を降りた利用客183人が次々と到着ゲートから姿を現すと、同協議会の関係者が記念品の入った袋を手渡し歓迎した。

洞社長は「当社24番目の路線展開を非常にうれしく思う。下地島線は3年前の羽田、神戸、那覇から始まってここまで大きくなったことを喜んでいる」とした上で、「期間運航の延長などについては、利用客の状況などバランスを見ながら検討したい。まずは7、8月の繁忙期に集中したい」と述べた。

座喜味市長は「宮古観光の新たな1ページだ」と喜びながら、「福岡は宮古出身者が多く、学業にいそしむ子どもも多い。観光客だけでなく市民も活用することで、予想以上の結果が出るのではないか。SKYの配慮に感謝しながら定期便に向けた受け入れ条件の整備などに行政としても取り組みたい」と意欲を示した。

宮古島は初めてという福岡在住の40代男性は「やはり直行便があると便利。機内から見た海はきれいだった。マリンスポーツなどを楽しみたい」と話した。


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