12/21
2025
Sun
旧暦:11月1日 大安 癸 
社会・全般
2023年9月6日(水)8:59

大規模災害想定し訓練/県、陸自共催 美ら島レスキュー2023

人命救助、土砂崩れ対応/関係機関から150人、連携確認

 

雨の中、陸自と消防が合同で救助訓練を行い大規模災害に備えて連携を確認した=5日、佐良浜漁港

雨の中、陸自と消防が合同で救助訓練を行い大規模災害に備えて連携を確認した=5日、佐良浜漁港

県と陸上自衛隊第15旅団共催による大規模地震および津波を想定した訓練「美ら島レスキュー2023」が5日、佐良浜漁港で実施された。陸上自衛隊の他、宮古島海上保安部、宮古島警察署、市消防本部など関係機関から約150人が参加し、連携強化と災害対処能力の向上を図った。

午前中の人命救助訓練は、地震発生で伊良部大橋が通行止めになったという設定で行なわれた。陸自がドローンで佐良浜漁港近くの海上で漂流している3人を発見し、消防に連絡した。

伊良部大橋が通行止めのため、平良トゥリバー地区から陸自のボート2隻、消防のボート1隻が救助に向かい、合同で漂流者を救助して伊良部地区の診療所に搬送する一連の流れを確認した。

午後からは雨の中、地滑りによる土砂崩れで車両の一部が埋没し、車内に閉じ込められた人(人形)を救助する地上での訓練が行なわれた。

市民から消防に通報があり現場に駆け付けたが、土砂が車両のドア横に堆積して開けられない状態だったため、陸自に災害派遣を要請した。

到着した陸自宮古島警備隊8人がスコップで堆積した土砂をかき出し、消防が油圧カッターでドアを切り離し車内に閉じ込められていた人を救助し救急車に運んだ。

宮古島駐屯地の比嘉隼人司令は「自然災害は、いついかなる時に起こるか分からない。そのため、普段からの準備が必要。災害が起きれば、自助・共助・公助の連携が重要だと認識している。引き続き、関係機関や地域住民との連携を密にし、災害に迅速に対応していきたい」とコメントを寄せた。

災害の訓練は6日にも佐良浜漁港で炊事支援、給水支援、入浴支援、装備品展示が行なわれる。炊事支援はカレーの炊き出しで、午前11時半ごろから市民に振る舞われる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!