12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2024年1月11日(木)8:59

し尿処理施設、今月着工/供用開始は来年4月

16日に安全祈願祭実施/宮古島市

 

市し尿等処理施設が建設される予定地=10日、平良荷川取

市し尿等処理施設が建設される予定地=10日、平良荷川取

市し尿等処理施設整備工事が今月着工することが10日までに分かった。16日には建設予定地である市浄水センターの隣接地で合同安全祈願祭が実施される。新たに前処理施設を整備し、1日70キロリットルの処理を可能にすることで観光客の増加に対応、現施設の負担軽減を図る。供用開始は来年4月を目指す。

建設される前処理施設には、トラックスケール、沈砂槽、破砕ポンプ、脱水機、分離液槽、管理道路などが整備される。施設は4階建てで建設されるが、1階部分は盛り土で埋められるため、地上3階地下1階となる。

し尿等処理施設関連の請負契約3件は、市議会12月定例会に追加議案として提出され、いずれも可決された。事業費はし尿等処理施設整備工事が10億3791万円、同プラント機械が10億4324万円、同プラント電気が5億119万円となっている。工期は来年3月末まで。

市内では観光客および宿泊施設の増加、陸上自衛隊宮古島駐屯地の開設などに伴い、し尿・浄化槽汚泥が急増。既存受け入れ施設の能力不足が懸念されていた。

市は当初、伊良部佐和田で新し尿処理施設建設を計画していたが、座喜味一幸市長が就任後に平良荷川取へ前処理施設を整備する計画に変更した。

現在の市浄化センターの施設では平日では処理が追い付かず、時間外や土・日曜日にも処理を行うことで対応しているという。

環境衛生局の下地睦子局長は「既存の施設よりさらに進化、改良が加えられた施設を造ることになる。一挙に4台の運搬車からし尿を引き抜くことができ、現在よりスムーズになると期待している」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!