12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2024年1月14日(日)9:00

9割が基準糖度帯以上/操業1カ月2万8000トン搬入

天候恵まれ工場フル稼働/宮糖城辺

 

今年に入りフル稼働となっている宮古製糖城辺工場。操業開始から1カ月を迎えた=13日、城辺砂川

今年に入りフル稼働となっている宮古製糖城辺工場。操業開始から1カ月を迎えた=13日、城辺砂川

宮古製糖城辺工場の2023-24年期サトウキビ製糖操業が1カ月となった。12日時点で原料(サトウキビ)2万8163トンが搬入され、平均糖度は14.42度。9割以上が基準糖度帯(13.1~14.3度)を超えるなど高品質取引が続いている。

同工場は昨年12月13日に今期操業を開始。初日の平均糖度は15度以上と「例年にない高い数値」(同工場)だった。昨年末は雨の影響でスロー運転を余儀なくされたが、年明けからは天候も回復し、工場もフル稼働するなど順調な操業が続いている。

操業1カ月の糖度区分別構成比は基準糖度以上の原料が全体の55.40%を占め、基準糖度内は35.45%、基準以下は10%にも満たない状況だ。農家が受け取る1トン当たりのサトウキビ価格は国の交付金を含めて2万5426円となっている。

今期のサトウキビは台風や病害虫被害の影響は少ないが、昨年10月からの少雨傾向で茎が少し短いものの糖度は高い。

操業終了は来年3月上旬を見込んでいる。その後、伊良部工場の原料約1万トンを搬入して完全に操業終了となるのは3月いっぱいを予定しているという。

宮糖伊良部工場は昨12月26日に操業開始。13日までの原料搬入量は2739トン、平均糖度は14.78度。割合は基準糖度帯が32.4%、基準以上が63.7%、基準以下が3.9%、農家平均手取り額は2万5829円。

宮糖多良間工場は昨年12月5日に操業開始。11日までの搬入量は5620トン、平均糖度14.9度、農家平均手取り額は2万5162円となっている。

今期の搬入量は、城辺工場が11万2000トン、伊良部工場が5万8450トン、多良間工場が2万2261トンをそれぞれ見込んでいる。

宮古地区では、沖繩製糖宮古工場が今月6日から操業開始。地区全体では30万トンを上回る見通し。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!