12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2024年3月30日(土)8:59

反収減も高糖度で「豊作」/23-24年産サトウキビ

沖糖、宮糖城辺が搬入終了/基準糖度帯、それ以上9割超

 

今期作サトウキビの原料搬入を終えた沖縄製糖=29日、下地上地

今期作サトウキビの原料搬入を終えた沖縄製糖=29日、下地上地

沖縄製糖と宮古製糖城辺工場は29日、2023-24年産サトウキビ(原料)の搬入を終えた。沖糖は搬入量12万1957トンと前期比1万1996トン減。宮糖城辺は11万3317トンで前期比2000トン減となった。両工場とも反収は減産となったが、平均糖度は基準糖度帯かそれ以上が9割超えの豊作だった。

沖糖は平均糖度14・34度。トン当たりの農家平均手取り額は8144円だった。今期は天候に恵まれ、収穫作業は順調に進み操業期間は84日(原料搬入は80日)だった。今期の原料搬入は1月6日から始めた。晴天でハーベスターが順調に稼働し、計画通りに原料を搬入できたことで数年ぶりに3月中での終了となった。

反収については昨年の梅雨明けから8月ごろまでの小雨が影響したと考えられている。12万4000トンを見込んでいたが2000トンほど減産となった。糖度は95%以上の原料が基準糖度帯(13・1~14・3度)かそれ以上に達した。

一方、宮糖の平均糖度は14・62度。トン当たりの農家平均手取り額は8275円だった。今期の原料搬入は昨年12月13日からスタート。操業開始直後の悪天候続きの影響で計画より長い操業となった。基準糖度帯は31・52%、それ以上は62・25%となった。

同工場では当初、11万2000トンを見込んでいたが1300トン上回った。今後、伊良部工場の原料約1万トンを搬入する計画。

沖糖では「昨年の梅雨明けから8月ごろまで少雨傾向となったことから反収が落ちたが、小雨だったことで日照時間が長く生育は良かった。また、今期は雨の影響もなくスムーズに進んだ。原料代も過去最高となっている。反収は若干落ちてはいるが糖度が高いため農家手取りは良いと思う」と評価した。

来期に向けては「3月中に終了したことで株出しなどが早くなる。農家も早めに来期産に向けて取り組めるため来期は期待できると思う。コンスタントに雨が降ることを願っている」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!