07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
教育・文化
2017年8月13日(日)9:03

先人の生活に触れる

親子で文化財・史跡巡り/城辺地域づくり協主催


自然洞窟の中に湧き水をたたえるあま井の石段を降りる参加者=12日、城辺友利地区

自然洞窟の中に湧き水をたたえるあま井の石段を降りる参加者=12日、城辺友利地区

 城辺地区地域づくり協議会(神里清春会長)は12日、地域の親子を対象にした文化財と史跡巡りを開催した。約15人が参加し、長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた文化財などを見学。地域の貴重な財産であることを実感するとともに、保護に努め後世に残していくことを学んだ。第8回城辺ふれあいまつり(13日、城辺公民館で開催)の協賛行事の一環。

 市教委文化財係の久貝春陽さんが講師となり、東平安名崎→友利あま井(ガー)→ウイピャームトゥの祭場→野城泉→高腰城→瑞福隧道をバスで巡った。

 このうち、県指定文化財の友利あま井では、自然洞窟の湧き水を飲料水などに利用していた歴史を紹介。
 石段の側面の岩は、女性たちが長年にわたり手で支えて登ったため、すり減った所が数カ所にあることや、友利元島などの住民が明和の大津波以前から利用していたことなどを説明した。

 参加者は、こんこんと湧き出る水を手にすくっては「冷たい」などと声を上げ、先人たちの生活に思いをはせた。

 子供2人と参加したパーマー園江さん(44)は「城辺出身だが、知らない箇所が多い。あま井も初めて来た。こんな神秘的な所があるとは思っても見なかった。洞窟の中を上り下りして、水を汲んでいた昔の人の苦労が想像できた」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!