01/17
2025
Fri
旧暦:12月17日 仏滅 乙 
教育・文化
2017年8月13日(日)9:03

先人の生活に触れる

親子で文化財・史跡巡り/城辺地域づくり協主催


自然洞窟の中に湧き水をたたえるあま井の石段を降りる参加者=12日、城辺友利地区

自然洞窟の中に湧き水をたたえるあま井の石段を降りる参加者=12日、城辺友利地区

 城辺地区地域づくり協議会(神里清春会長)は12日、地域の親子を対象にした文化財と史跡巡りを開催した。約15人が参加し、長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた文化財などを見学。地域の貴重な財産であることを実感するとともに、保護に努め後世に残していくことを学んだ。第8回城辺ふれあいまつり(13日、城辺公民館で開催)の協賛行事の一環。

 市教委文化財係の久貝春陽さんが講師となり、東平安名崎→友利あま井(ガー)→ウイピャームトゥの祭場→野城泉→高腰城→瑞福隧道をバスで巡った。

 このうち、県指定文化財の友利あま井では、自然洞窟の湧き水を飲料水などに利用していた歴史を紹介。
 石段の側面の岩は、女性たちが長年にわたり手で支えて登ったため、すり減った所が数カ所にあることや、友利元島などの住民が明和の大津波以前から利用していたことなどを説明した。

 参加者は、こんこんと湧き出る水を手にすくっては「冷たい」などと声を上げ、先人たちの生活に思いをはせた。

 子供2人と参加したパーマー園江さん(44)は「城辺出身だが、知らない箇所が多い。あま井も初めて来た。こんな神秘的な所があるとは思っても見なかった。洞窟の中を上り下りして、水を汲んでいた昔の人の苦労が想像できた」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!