砂川保 来年4月再開へ
建物の補強・補修工事実施
市立砂川保育所が2020年4月に再開される見通しだ。1年間の休園措置を取っている市が、建物の補強・補修工事を実施して耐震性を高める方針を決定した。17日に開かれた市子ども・子育て会議の中で、事務局から報告があった。
砂川保育所は老朽化が激しく、一時は廃止も検討された。しかし、父母や地域住民から存続を求める声が噴出。市は昨年末に存続する方針を決めている。
ただ、老朽化に伴う危険施設での保育は困難だとして、2019年度の1年間は休園扱いにした。施設を建て替えるか、補修するかの判断は、耐震調査の結果を踏まえるとしていた。
その調査結果が17日に示された。市によると、補修を行うことで耐震性の向上が見込めることが分かったという。その上で補強・補修工事を実施する方針を委員らに伝え、「予算、工期等を勘案した結果、来年4月の再開に向けて取り組んでいくことになった」と話して理解を求めた。
これにより、砂川保育所は2年ぶりに再開されることが決まった。市は昨年月の市議会で、施設の運営に関しては民間に任せる公設民営化を目指して取り組む方針を示している。