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社会・全般
2019年9月27日(金)8:57

毛髪寄贈を呼び掛け/宮古ライオンズクラブ

子供たちにかつら提供/市内の美容院に協力要請へ


毛髪の提供を呼び掛ける平戸会長(中央)と安元徹好会計(右)、ライオンズクラブ国際協会337-D地区沖縄リジョンの新山広明リジョン・チェアパーソン(左)=25日、宮古ライオンズクラブ事務局

毛髪の提供を呼び掛ける平戸会長(中央)と安元徹好会計(右)、ライオンズクラブ国際協会337-D地区沖縄リジョンの新山広明リジョン・チェアパーソン(左)=25日、宮古ライオンズクラブ事務局

 宮古ライオンズクラブ(平戸新也会長)は25日、同クラブ事務局で会見を開き、「ヘアドネーション活動」への協力を呼び掛けた。

 ヘアドネーションとは、寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える歳以下の子供たちに完全無償提供する取り組み。

 会見で平戸会長は「先天性無毛症や小児がんによる治療や副作用などで頭髪を失った子供たちのかつらを作るための取り組み。今後、市内の美容院に協力を求め、一般の方々の髪の毛を寄付してもらい、かつらの材料を確保していく。協力店には店内にポスターを張ってもらい、この活動の普及を図っていきたい」と意気込みを示した。

 対象となる毛髪は、「16~31㌢未満」と「31㌢以上」の2種類で、同クラブによると1人用のかつらを作るのに31㌢の毛髪が30人分必要としている。

 協力の手順としては、美容院が提供者に提供の意思を確認。毛髪の束ね方など条件に従ってカットし、袋に入れ提供者の氏名などを記入し、同クラブに連絡すれば、後日受け取りに行くとしている。

 日本では、毎年2000~2500人の子供たちが小児がんと診断され、治療の副作用で頭髪を失うことがあり、悲しみやショックを受けているという。

 そうした状況を受け、ライオンズクラブでは全県的な取り組みとして「ヘアドネーション活動」を展開している。

 平戸会長は「少しでも子供たちの力になりたい。そのためにも美容院の皆さんに協力を呼び掛けるとともに、提供してくれる多くの方の支援をお願いしていきたい」と述べた。

 提供された毛髪は、無償提供の活動を展開している「ジャパンヘアドネーション&チャリティー」に届けられる。


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