真栄城六段が2連覇/第11期宮古囲碁名人戦
決勝リーグには真栄城六段、池間博美六段、知念一将六段、平良博彦六段、知念正夫六段、亀川実六段、池村浩明六段、奥平寿男六段の8人が出場し、総当たりで優勝を争った。
決勝リーグ1日目(3日)の真栄城と池間六段の師弟対局は教え子の真栄城が勝ち、優勝へ弾みがついた。
1日目を終えた時点で真栄城は4勝とトップを走り、3勝1敗の池間と亀川が追った。
2日目(4日)の真栄城(28)と亀川(77)の対局は亀川が勝てば、3人が4勝1敗で並ぶ可能性のある大一番。前期に続き最年長と最年少の対局でもある。亀川は中央に要点があったのを見逃して碁を打ちにくくした。最後まで打った結果、真栄城が4目半差で逃げ切った。真栄城は最終の7局目は奥平と打ち、中押しで全勝優勝を決めた。
真栄城は「全局とも厳しかった。相手のミスに助けられたような碁が多かった。来年も3連覇を目指して頑張りたい」と喜びを語った。閉会式で宮古給油所の神里成亮社長は、囲碁仲間と練習を重ねて、もっと腕に磨きをかけてほしい、と期待した。
宮古囲碁名人戦は予選、決勝リーグともに長い時間をかけて総当たりで戦うのが特徴。予選は10月20日と27日、決勝リーグが3日、4日と今期も3週にわたり熱戦が繰り広げられた。