04/28
2025
Mon
旧暦:4月1日 仏滅 丁 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2019年11月19日(火)8:54

【行雲流水】(紙風船)

 『紙風船』。「落ちてきたら/今度は/もっと高く/もっともっと高く/何度でも打ち上げよう。 美しい/願いごとのように」。黒田三郎の詩で、教科書に掲載され、フォークグループ「赤い鳥」がヒットさせた曲の元歌でもある


▼ある校長は「校長室便り」に書いている。「紙風船も願い事もこわれ易く高みにずっといることはできない。紙風船は自然に落ちてくるし、願い事はそれほど簡単には叶わない。だから、落ちて来てもあきらめず、何度でも打ちあげるもの。志を持ち、それを持続させることが大切である」

▼どこでも、いつの時代でも、正しいこと、望ましいことがすんなりと受け入れられるとは限らない。むしろ困難を伴うことが多い。「自由」や「平等」の理想も、粘り強く求めて勝ち取られるものである

▼不条理な状況に置かれた沖縄であるが、願っても、願っても、状況は厳しいままである。紙風船は自然に落ちてくるが、沖縄の現実には重力の他に人為的な重しがのしかかっている。それでも沖縄は理想を見失うことはない。「美しい願い事」は、核も基地もない沖縄。沖縄の伝統である「万国津梁」、すなわち「世界のかけ橋」になることである。世界に開かれた、平和で、豊かな文化を謳歌(おうか)する沖縄である

▼黒田三郎は書いている。私の小さな幸福、平和、希望を取りあげようとするものがある。「正義のために」、「祖国のために」、「平和のために」(という名目で)。そうして私は二人の兄を(戦争で)失った

▼紙風船よ、高く舞え、美しい願い事をのせて。(空)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!