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社会・全般
2020年2月11日(火)8:54

【行雲流水】(来間島)

 国仲晃行著『来間島の風土と社会』、『来間島のムラ建て神話とシマの移り変わり』は、来間島の歴史と文化を包括的に概観する絶好の著書である

▼両書では、来間島の島建ての神話伝説や伝統行事などから、近、現代の社会や生活様式、行政組織や産業、教育文化等の変遷を膨大な文献や資料を駆使して記述している

▼島で最大の行事はヤーマスウガンである。島の主御嶽の祈願詞はうたう。「キュウヌピヌ(今日の日の)、クガニピヌ(黄金日の)、ニガズ(願い、祈祷)、―リューグーヌカム(龍宮の神)、ナナウジャヤ(七御座に)、ニガズユ(願い)」。その他、太陽神、島の主(神)、豊穣(ほうじょう)の神、大和神、八重山の神、水の神への願い等がうたわれる

▼島建て神話のひとつには、川満村の兄妹が戦禍を逃れて泳ぎ渡り来間島の村建てをしたという言い伝えがある。ある時は、人口が増え過ぎて「千人原」と呼ばれ、島外へ移住する者もあった。このような島への人の出入りが「大和の神」や「八重山の神」への願いとなったのだろう

▼水道ができる前は「来間ガー」が唯一の水源であった。「水の神」への願いは「シルミズ(白水)、カギミズ(奇麗な水)」の神への願いとある

▼島には14世紀ごろから集落ができ、厳しい環境の中でも固有の歴史と文化を築いてきた。しかし現在、観光開発が一定の経済的役割を果たす一方で、自然と生活、文化が危機にひんしている。島の住民にとって、社会的にも経済的にも安心して豊かに暮らせる状況を築くことが、今、歴史的な課題となっている。(空)


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