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産業・経済 観光関係
2020年2月27日(木)9:00

ヒルトンホテル進出/トゥリバー地区

三菱地所がリゾート開発/今秋にも着工、23年開業へ

 

23年の開業を目指す「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の建設地=平良港トゥリバー地区

23年の開業を目指す「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の建設地=平良港トゥリバー地区

ホテルチェーンで世界的に名高い「ヒルトン」が宮古島に進出する。三菱地所が平良港トゥリバー地区にリゾートホテルを開発し、ヒルトンが運営する。早ければ今秋にも着工し、地上8階建て、329の客室を備える「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」を2023年に開業させる計画だ。立地上の優位性を生かしたリゾート開発で、下地島空港への新たなエアラインの誘致にも期待が膨らむ。長年の懸案だったトゥリバー地区の利活用計画が動き出す。

総合不動産会社の三菱地所(吉田淳一社長)が、県内でリゾートホテル開発を手掛けるのは初めて。同社は昨年3月30日に民間運用が再開された下地島空港の新しい旅客ターミナルビルを開発し、運営している。

一方、沖縄で四つのホテルを展開するヒルトン(クリストファJ・ナセッタ社長兼最高経営責任者)の県内離島進出も初となる。

ホテル概要は、敷地面積が5万4769平方㍍、建物の延べ床面積は2万7983平方㍍。329の客室はツイン、キング、スイートタイプのほか、バリアフリーのルームも備える。

共用施設は、レストランやバー、エグゼクティブラウンジ、ミーティングルーム、スパ、フィットネスルーム、プール、ウエディングチャペルなどを造る。

三菱地所とヒルトンはこのほど、ホテルの運営受託契約を締結した。下地島空港を活用して国内外から観光客を呼び込める三菱地所と、リゾートホテル運営のノウハウと実績を持つヒルトンが手を組むという商業的インパクトは大きい。

世界的企業のホテル運営で、下地島空港にとっては新たなエアラインの誘致に向けて追い風が吹く。新規参入に伴う集客力の向上で観光需要は拡大。国際線が増えれば海外での認知度も上がり、結果的にインバウンド需要を喚起する相乗効果を生み出すため、一層の地域振興が期待される。

契約締結に当たり、三菱地所の藤岡雄二執行役常務は「下地島空港ターミナルを運営する当社にとって、この地に世界的知名度の高いインターナショナルホテルオペレーターを迎えてホテルを開業できることは喜ばしい」とコメント。「海外の方を含めた新たな観光客の創出により、宮古島や沖縄県の発展に一層寄与できるよう鋭意計画の推進に取り組みたい」とした。

ヒルトンのアジア・オーストラレーシア地区開発担当のガイ・フィリップス上席副社長は「宮古島は、海外の観光客の間でも人気が高まっている。より多くの観光客を宮古島に迎え、記憶に残る素晴らしい体験をしていただけるように開業準備を進めたい」とするコメントを寄せている。

トゥリバー地区の利活用をめぐっては、別の事業者によるホテル建設がたびたび延期になるなど長年の懸案事項だった。今回、三菱地所とヒルトンがリゾート開発・運営に乗り出したことで同地区の利用計画は新たなフェーズに入った。


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