04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2011年1月13日(木)9:00

低温、野菜生産に影響/JAおきなわ

価格は品不足で上げ基調


寒さの影響で実の付きがまばらになったゴーヤー=12日、城辺

寒さの影響で実の付きがまばらになったゴーヤー=12日、城辺

 宮古地区の今期冬春期野菜は、低温や雨天、曇天の日が多く、生産に影響が出ている。一方、価格は全国的な冷え込みに伴う品不足もあり、値上げ基調で推移している。JAおきなわ宮古地区営農振興センター農産部は湿度が高くて日照不足の時は、病気が発生しやすいため、ハウスや病害防除管理を徹底するよう注意を促している。


 宮古島地方気象台は12日、低温を受け「農作物の管理には十分注意を」などとする気象情報を発表した。低温と曇天は来週後半まで続くと見込んでいる。

 城辺砂川のゴーヤー栽培農家によると、今期は寒さが続き、花の付きが少ない。果実は通常、交配から約3週間後に出荷するが、今年は25日程度と生育も遅い。1日10㌃当たりの出荷量は約30㌔と、昨年同時期の約50㌔と比べ4割も減った。売り物にならない曲がった果実も一部出るなど品質にも影響を及ぼしている。

 同農家のゴーヤー栽培歴は、10年。「今年のように天気の影響を受けた年はない。早く回復してほしい」と話した。

 JAの3月出荷予定のカボチャは、交配の時期だが遅れている。露地野菜のため花に水がたまり、手作業の受粉ができないという。ミツバチも飛ばなくなった。収穫期は例年より、約2週間遅れを見込む。

 宮古の寒さは、12月中旬から始まった。寒さは全国的な傾向で、本土の野菜市況は同月下旬以降、値上げ基調にある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!