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スポーツ
2020年7月25日(土)8:59

岸本(宮総実)が2連覇/県高校総体陸上

8種競技で圧勝


8種競技最終種目の1500メートルで力走する宮総実の岸本隆之輔(中央)。大会連覇を飾った=24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム

8種競技最終種目の1500メートルで力走する宮総実の岸本隆之輔(中央)。大会連覇を飾った=24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム

 陸上の県高校総合体育大会が23、24の両日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、男子8種競技で宮古総合実業3年の岸本隆之輔が優勝し、大会連覇を飾った。得点は4953点。目標とした5100点に届かず、「内容は不満」としたが、「秋季大会にも出て必ず目標を達成したい」と前を向いた。

 8種競技は▽100メートル▽走り幅跳び▽砲丸投げ▽400メートル▽110メートルハードル▽やり投げ▽走り高跳び▽1500メートル-。各種目で獲得する点数で順位を争う。

 岸本は100メートル、走り幅跳び、砲丸投げ、110メートルハードル、やり投げ、走り高跳びの6種目で1位を取る圧倒的な強さを見せて大会2連覇を達成した。

 ただ、初日の2種目目に当たる走り幅跳びの試技で左足を負傷。その後の種目の記録に影響が出た。

 競技終了後に岸本は「優勝より、内容が良くないので悔しさの方が大きい」と不満を口にした。「砲丸投げ以外はベスト記録を下回る結果だった。5000点にも届かない今回の結果は全然納得できない」と反省しきりの様子で話した。

 その上で「県の秋季大会にも出ることを決めた。ここでしっかり5100点以上を出す。すべての種目を伸ばすが、特に400メートルと1500メートルに力を入れて取り組みたい」と次戦に向けて明確な課題を挙げた。

 さらに上の目標に据えるのが秋に開かれる全国規模の大会への出場だ。全国インターハイの代替大会の位置付けで、岸本にも出場のチャンスがある。「この大会に出られるように頑張りたい」と意欲を見せた。


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