06/21
2025
Sat
旧暦:5月25日 大安 庚 
産業・経済
2011年3月10日(木)9:00

「島シャツ」を開発/雇用創造協議会

来年4月以降ブランド商品化

開発した島シャツや糸をお披露目する関係者ら=9日、宮古島商工会議所

開発した島シャツや糸をお披露目する関係者ら=9日、宮古島商工会議所

 宮古島地域雇用創造協議会(砂川恵助会長)が、みやこ島織有限責任事業組合(下地正子代表)に委託した島産苧麻素材の「島シャツ」(試作品)が完成し9日、宮古島商工会議所で記者発表した。2012年4月以降のブランド商品化を目指す。同シャツは地域の産業創出と雇用の拡大を目的に開発した。


 事業の背景には、宮古上布の伝統技術を踏襲した効率的な機械生産が求められていることがある。
 糸は宮古島産苧麻と綿を混紡したものと、麻100%(宮古島産混入率20%)の2種類。生地は機械織4種類、手織4種類の計8種類を開発した。手織生地は、ランプシェード(ランプの笠)など、インテリア製品にも活用するという。


 糸と布は中嶋プランニング(中嶋惠子社長)、デザインと縫製は服工房「ぱれっと」(上地三佐子代表)、手織りは工房「青い目」(小倉浩之代表)などが担当した。
 島シャツはさらっとした肌触り感や軽さ、涼しさが特徴。島シャツを着けて会見に臨んだ砂川会長は「軽くてばっちり」と太鼓判だった。
 デザインコンセプトは「カジュアルにも着まわせるビジネスシャツ」。開発する洋服全般に「みやこ島○○」とネーミングを施しシリーズ化する。


 11年度では、商品化に向け試作品の評価検証や改良、苧麻の試験栽培などを行う。
 宮古島地域雇用創造協議会は、厚生労働省沖縄労働局から地域雇用創造実現事業の委託を受け、島シャツの開発に取り組んだ。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!