04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
政治・行政 産業・経済
2011年8月27日(土)9:00

社員持ち株増を承認/コーラル社取締役会

「整理清算」を回避、存続へ


役員会には砂川会長(奥中央)と下地市長(同左)らが参加した=26日、コーラル・ベジタブル社

役員会には砂川会長(奥中央)と下地市長(同左)らが参加した=26日、コーラル・ベジタブル社

 3600万円の債務超過に陥っている第3セクターのコーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)の取締役会が26日、下地の同社で開かれ、2011年年7月末時点の中間収支決算などが報告された。砂川会長が「整理清算」を提案したが、幹部従業員らが「社員持ち株を増やし、新生コーラル・ベジタブル社として存続して行く」との方向性を示し、全会一致で承認された。累積赤字は9500万円。11月に開かれる株主総会で、今後の存続有無について議論される。


 役員会には代表取締役の砂川会長、取締役の下地敏彦市長、同社の米田隆己氏のほか、株主の幹部社員らが参加。マスコミには非公開で行われ、終了後、砂川会長がマスコミに対応した。
 砂川会長は「社員4人が個人の事情から退職したことに伴い人件費の抑制、在庫の冷凍マンゴーの加工商品の販売、役員の無報酬などの要因で経営改善は奏を功した。社員の退職はリストラではない」と強調した。


 その上で「前期2164万円の赤字は、今年7月末時点で261万円に圧縮した。赤字額は約1900万円の大幅減となった」と説明した。
 また「今後の経営改善や経営経改革のためも遊休機械の200㍑抽出機(購入時の価格480万円)1台と製缶ライン機器(同1500万円)1台を売却する」と語った。
 資産売却に伴い、社内の組織再編を実施していく方針。


 営業外収益1104万円には行政からの特産品・ふるさと雇用事業費が含まれている。
 9500万円の累積赤字には、未収金の回収が難しいとされる固定化債権が含まれており、同社では今後回収に力を入れることにしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!