10/10
2024
Thu
旧暦:9月8日 仏滅 丁 
政治・行政 産業・経済
2011年8月27日(土)9:00

社員持ち株増を承認/コーラル社取締役会

「整理清算」を回避、存続へ


役員会には砂川会長(奥中央)と下地市長(同左)らが参加した=26日、コーラル・ベジタブル社

役員会には砂川会長(奥中央)と下地市長(同左)らが参加した=26日、コーラル・ベジタブル社

 3600万円の債務超過に陥っている第3セクターのコーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)の取締役会が26日、下地の同社で開かれ、2011年年7月末時点の中間収支決算などが報告された。砂川会長が「整理清算」を提案したが、幹部従業員らが「社員持ち株を増やし、新生コーラル・ベジタブル社として存続して行く」との方向性を示し、全会一致で承認された。累積赤字は9500万円。11月に開かれる株主総会で、今後の存続有無について議論される。


 役員会には代表取締役の砂川会長、取締役の下地敏彦市長、同社の米田隆己氏のほか、株主の幹部社員らが参加。マスコミには非公開で行われ、終了後、砂川会長がマスコミに対応した。
 砂川会長は「社員4人が個人の事情から退職したことに伴い人件費の抑制、在庫の冷凍マンゴーの加工商品の販売、役員の無報酬などの要因で経営改善は奏を功した。社員の退職はリストラではない」と強調した。


 その上で「前期2164万円の赤字は、今年7月末時点で261万円に圧縮した。赤字額は約1900万円の大幅減となった」と説明した。
 また「今後の経営改善や経営経改革のためも遊休機械の200㍑抽出機(購入時の価格480万円)1台と製缶ライン機器(同1500万円)1台を売却する」と語った。
 資産売却に伴い、社内の組織再編を実施していく方針。


 営業外収益1104万円には行政からの特産品・ふるさと雇用事業費が含まれている。
 9500万円の累積赤字には、未収金の回収が難しいとされる固定化債権が含まれており、同社では今後回収に力を入れることにしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!