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政治・行政 教育・文化
2011年10月29日(土)9:00

「統合ありき」と不満噴出/市教委

狩俣学区で住民説明会


市教委の「基本方針」を「統合ありき」と主張し、白紙撤回を求める意見が相次いだ説明会の=27日、狩俣集落センター

市教委の「基本方針」を「統合ありき」と主張し、白紙撤回を求める意見が相次いだ説明会の=27日、狩俣集落センター

 狩俣学区の住民を対象にした市教育委員会(宮国博委員長)の「学校統合基本方針説明会」が27日、狩俣集落センターで行われた。これまでの各地区説明会と同様に狩俣の住民からは学校統合反対と同計画の白紙撤回を求める意見のみが市教委に示された。住民からは「複式学級の解消のために私たちも頑張る。市教委も特色ある学校づくりのために取り組んでほしい」などの意見が出された。



 市教委の基本計画では狩俣小学校を2018年度までに西辺、宮島、池間の3校と統合。狩俣中学校が同年度をめどに西辺、池間と統合となっている。

 住民からは「複式学級を解消するのであれば学校に先生を配置すれば良いだけ。市教委として『統合ありき』ではなく複式解消策策を考えてほしい」との意見が出された。

 宮国委員長は「複式学級を解消したいとしているのはある一定の数の子どもたちを一つのクラスにまとめたいということ。これが教育環境として最も良いという考え」と述べ、「教員増員の問題ではない」との見解を示した。

 複式学級について、住民からは「複式学級が解消された方が良いのは分かっている。しかし、市教委としても複式を解消するために子どもたちを県外や地域外から呼び寄せるなどの働き掛けをしてみる必要もある」との要望も出された

 そのほか、住民からは「根底には予算、財政の問題があるのではないかと思っている。新聞報道で1人当たりの管理運営費の問題と新しい学校を建築するのに億円以上必要との記事も出た。複式学級は先生を増やせば解消されるという意見もあるように、その予算は先生たちを増やすために活用して地域の発展につながるような使い方をしてほしい」との意見も示された。

 統合計画が具体的に示された市教委の「基本方針」が「統合ありき」だと主張する住民に対して、宮国委員長は「基本方針だから見直しというのは行政を進めていく上ではいくらでもある。地域から今のような意見が出てくる。今後、教育委員会の中でそれを踏まえた議論を行っていく。あくまでも説明会であることを理解してほしい」と述べ今後、「基本方針」を見直す可能性があるとの見解を示した。

 説明会の会場には、自治会、中学校PTA、老人クラブ、青年会の「学校統合全体反対」「地域の宝小学校を取り上げるな」との幕が掲げられ、市教委に統合拒否をアピールした。


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