04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
教育・文化
2011年12月4日(日)9:00

苧麻績み展示会が開幕/下地公民館

昔ながらの地機織実演


昔ながらの地機織が実演され人気を集めた=3日、市下地公民館

昔ながらの地機織が実演され人気を集めた=3日、市下地公民館

 宮古苧麻績み保存会(神里佐千子会長)主催の「第4回苧麻績み展示会」が3日、2日間の日程で市下地公民館で開幕した。観客らは、昔ながらの地機織の実演や糸車で糸に撚りを掛ける実演などを興味津々に見入っていた。


 展示会は、文化庁による文化財保存技術保存事業を活用した苧麻糸手績み技術者養成事業の一環。宮古島や伊良部島、多良間島の計教室で養成講座を開設し、今年で10年の節目。今回は研修生122人の成果品と講師16人の参考作品を展示している。併せて講師らの苧麻繊維採りから糸作りまでの工程の実演、会員らによる苧麻糸や苧麻を使った小物を展示・販売している。

 宮古織物研究会の仲間伸恵さんが、昔の織機を再現した地機で機織りを実演。観客らは、反物の仕上がり具合などを見入っていた。

 源河サダさん(74)らは、宮古方言でヤマと称する糸車で経糸と緯糸を紡いだ。糸の数は、経糸が2本、緯糸が1本。右手で糸車の取っ手を適当な速さで回すと、糸はねじられ長い経糸になった。宮古上布1反の糸の長さは約15㌔とされる。

 源河さんは「若い後継者が育ち、宮古上布を継承・発展させることを期待する」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!