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政治・行政
2012年1月1日(日)9:02

第11回県議選 現・元職3氏の戦いへ/宮古島市区

奥平氏、座喜味氏、坂井氏/噂の顔ぶれ


 今年6月に執行予定の第11回県議会議員選挙で宮古島市区(2議席)は、奥平一夫氏、座喜味一幸氏の現職2氏ともに出馬の意向を示しているほか、元職の坂井民二氏の名前が浮上している。坂井氏本人は「環境整備を図っているところ」だと述べ、出馬の意向を示している。また、政党そうぞうを中心とする県議会会派「改革の会」は現有4議席を伸ばしたい考えを伝えており、下地幹郎衆院議員は本紙取材に、「宮古でも県議を獲得したいところだ」と述べていることなどから、新年早々にも坂井氏の出馬表明の動きがありそうだ。


6月執行予定/08年選挙の顔ぶれか

 2008年に行われた第10回県議選は、市町村合併に伴い、これまでの平良市区(定数1)と宮古郡区(定数1)から宮古島市区(定数2)となった。

 同選挙結果は、当時の新人で前宮古土地改良区事務局長の座喜味一幸氏=自民公認、公明推薦=が1万76票を獲得して初当選し、革新系現職の奥平一夫氏=無所属、社民、社大、民主、共産推薦=は9845票を得て再選を果たした。00年選挙の返り咲きを狙った元職の坂井民二氏=無所属、国民新党、民主、そうぞう推薦=は8475票で次点となった。

 来る選挙での噂の顔ぶれは、前回選挙と同様の3氏の戦いになる公算が大きい。

 ただ、現職2県議の支持構図は、09年に行われた宮古島市長選挙を境に様相を異にしている。

 この間、国政が自民党から民主党に政権交代したこともあり、出馬表明を予定している3氏の支持者構図は、これまでの保守・革新の構図から大きく変化する気配が見えてきている。

 現職の奥平氏は「最後の選挙だという思いで、手がけた仕事の完成を遂げたい」と出馬への意欲を見せている。また、座喜味氏は「新たな振興計画の具体的なことに汗しなければならない」と話し、2期目にトライする意向を表した。

 一方、返り咲きを狙う坂井氏は「まだ、支持者との具体的な相談はしておらず、環境整備を図っているところだ」としながらも出馬への意欲をにじませており、昨年末までの噂の顔ぶれは、3氏の「三つ巴戦」の様相が色濃くなってきている。

 出馬表明予定者の支持者層は、09年1月25日に行われた宮古島市長選挙の影響で、一部に支持構図の変化があるものとみられている。同市長選では保守系無所属で自民、公明の推薦を受けた下地敏彦氏が1万2754票を獲得し当選した。

 次点は市議会会派「21世紀新風会」が擁立した藤村明憲氏が1万631票を得票し、革新系無所属で社民、共産、社大が推薦した真喜屋浩氏は3204票、友利敏子氏1802票、大城智氏1354票、中山誠氏388票との結果だった。同選挙の投票率は71・20%で前回市長選の85・86%より14・66ポイント下がった。

 市職員の一連の不祥事に伴う伊志嶺亮前市長の引責辞任による選挙は6人が立候補し、有権者の判断の迷いや、政治不信が投票率低下を招いたものと分析されている。

 今年6月執行予定の県議会議員選は、同市長選の影響が反映される可能性が高くなるとみられている。また、噂の顔ぶれ3氏のほか、一部有権者からは、他の候補者の名前も挙がっているが、現段階では表明する意思は持っていないようだ。


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