キャンプで900人来島へ
野球中心に2月から/観光振興、経済効果に期待
宮古島観光協会(豊見山健児会長)など関係団体は6日午前、同協会事務所で会見を開き、来月以降に宮古島で実施されるスポーツ団体のキャンプ日程を発表した。3月にかけて野球や陸上競技など計13団体が春季キャンプを行い、関係者を含めて約900人が来島する。延べ宿泊数は約1万500泊になる予定。スポーツキャンプはここ数年右肩上がりで推移、関係団体は今後も積極的にキャンプを誘致する方針だ。
2月から集中するキャンプを前に、野球関係では千葉ロッテや日本ハム、楽天イーグルスの選手が自主トレで宮古入り。滞在期間は日本ハムの選手が5日から22日、ロッテ、楽天の選手は10日から24日までを予定している。
昨シーズンは、30盗塁を決めるなどプロ入り1年目から1軍で活躍した宮古島市出身の伊志嶺翔大外野手も来島する。
陸上競技関係では、三井住友海上陸上部の13人が合宿に入っており、17日まで滞在して走り込む。東海大陸上部も今年初めて宮古島でキャンプを行う。
キャンプは、今年20年目を迎えるプロ野球オリックス・バファローズが来月1日にキャンプイン。1軍は16日まで、2軍は25日まで滞在する。2月中旬から平成国際大学や関西国際大学など大学の野球部がキャンプ入りする。阪南大、成美大、八戸大、青森大ほか浦和学院、横浜隼人など高校野球部も宮古入りする。
その他応援ツアーやマスコミ、審判員ら関係者多数が来島。期間中の観光振興や経済効果のほか、トッププロの練習を見学する子どもたちの競技力向上が期待される。
豊見山会長は「今年も野球や陸上団体の宮古キャンプが実施される。キャンプは観光振興につながる。ぜひ市民の皆さんは球場や陸上競技場に足を運んで応援してほしい」と話した。