03/20
2023
Mon
旧暦:2月29日 赤口 丁 
社会・全般
2010年8月24日(火)13:11

508柱に哀悼ささげる/宮古南静園で慰霊祭

祭壇に献花する田村園長(左)と宮里会長=23日、宮古南静園納骨堂

祭壇に献花する田村園長(左)と宮里会長=23日、宮古南静園納骨堂

 国立療養所宮古南静園(田村謙二園長)の慰霊祭が旧盆中日に当たる23日、同園納骨堂で行われた。入所者や園の職員、関係者らが参列し、1931年の開設以降、同園で死去した508柱に哀悼の意をささげるとともに、国による強制堕胎のため生まれることができなかった水子の御霊(みたま)を慰めた。

 
 夏の厳しい日差しが照りつけるなか執り行われた慰霊祭では、参列者が全員で黙とうをささげた後、祭壇に花を供えて冥福を祈った。
 田村園長は「96年にらい予防法が廃止され、昨年はハンセン病問題基本法が施行された。これはわが国の社会全体が問題解決に向け取り組みはじめたことの証し」との思いを示したほか、「園の高齢化は進んでいて平均年齢は82歳を超えているが、来年も現在の在園者が全員そろって慰霊祭を迎えたいと願っている」と語った。
 
 入園者自治会の宮里光雄会長は、第2次世界大戦中の宮古島空襲では110人の入所者が砲撃や飢え、マラリアなどにより命を失った事実を述べた上で「この戦争による人権侵害、人生被害の実態は風化させることなく語り継ぐことが求められる」と訴えた。
 同園には現在、90人が入所していて、平均年齢は82.4歳と高齢化が進行している。納骨堂には、遺族らに引き取られた遺骨を除き、274柱が納められている。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年3月18日(土)8:57
8:57

23人が公認ガイドに/SUP協

講習会受講者を認定   宮古島スタンドアップパドル協会(長濱健治会長)の第3回SUPガイド認定講習会が16日、伊良部の佐和田の浜で開かれた。市内のマリン事業所のスタッフら23人が受講し、全員が公認ガイドに認定された。

2023年3月14日(火)19:25
19:25

【動画】「さんしんの日」、沖縄宮古民謡協会の皆さんを取材しました

「さんしんの日」に、沖縄宮古民謡協会の皆さんを取材しました。 参加者は約80名で大いに盛り上がりました! 島の文化を大切になさっています! 動画で楽しんでくださいね! (紙面は3月5日2面に掲載) HP記事はこちらです!

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!