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産業・経済
2010年5月8日(土)22:31

飼料の無償配布へ/口蹄疫でJAおきなわ

地区営農センター長らで構成する各部所長会議で、支援策の周知を促した=7日、那覇市のJA会館内

地区営農センター長らで構成する各部所長会議で、支援策の周知を促した=7日、那覇市のJA会館内

【那覇支局】先月20日に宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫の影響で、県内の5月期肉用牛競りが中止されたことを受け、JAおきなわ(伊波榮雄理事長)は7日、「家畜防疫対策本部会議」を立ち上げ、競り開催の延期で影響の出る農家への支援策を実施することを決定した。5月競り申し込み牛について、1頭当たり 40㌔(2袋)の飼料を無償配布するほか、上限20万円の仮渡金の支払いを実施する。
 支援内容は競り開催の延期により、子牛の出荷遅延などの影響を軽減するため、去勢子牛20万円、雌子牛15万円を上限額とする仮渡金の支払いを実施する。 また、当該申し込み牛の飼料費軽減措置として、飼料の無償配布を決定した。支援受付は5月10日~31日までで、宮古地区営農センターなどで受け付ける。
 支援対象者は①本組合の組合員であること②2010年5月競り申込者であること③飼料無償配布は原則として配合飼料安定基金制度(系統基金)の加入者であることーを条件にしているが、宮古地区の場合、小規模農家はJA飼料を使用している農家が、ほとんどであることなどから、同基金制度の加入条件には限定しない。
 5月競り予定頭数は、宮古地区で521頭、全県で2683頭が該当する。同対策本部会議では、飼料の無償配布と仮渡金に最大約5億円を見積もっている。
 同対策本部会議は同日、各地区営農センター長らで構成する各部所長会議を開き、JAおきなわの各地区センターや支店で、決定した支援策を徹底周知するよう促した。次回の会議開催は未定だが、JAでは県行政との連携を密にしながら口蹄疫の県内侵入防止に万全を期すとともに、県への財政支援策も併せて要請していく方針だ。


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