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教育・文化
2012年6月7日(木)9:00

芸能の素晴らしさ実感/福嶺中

保良のヨンシーを実技指導


クバ笠で八の字を表現する生徒たち=6日、福嶺中学校の体育館

クバ笠で八の字を表現する生徒たち=6日、福嶺中学校の体育館

 福嶺中学校(宮国敏弘校長)で6日、「保良ヨンシーについての講話および実技指導」が行われた。全校生生徒18人が参加。講師に招かれた保良出身の仲間寛安さん(宮古民謡協会理事)と平良邦明さんの2人が、労働歌「保良のヨンシー」と踊りを紹介した。生徒たちは、改めて地域の伝統芸能の素晴らしさを実感した。


 由来によると、1946(昭和21)年、青年学校(現城辺中学校)で教員をしていた仲宗根玄一氏(昭和元年生)は、学校の演芸会で友利明令氏ほか数人の職員が披露した保良ヨンシーに初めて出合った。その後、仲宗根氏は、友利氏らからヨンシーを習い、城辺村が城辺町に昇格した時の昇格祝いで繰り広げ、見事優勝したとされる。優勝をきっかけに、後輩たちに引き継がれた。

 保良のヨンシーは、沖縄本島の「国頭サバクイ」が元歌とされる。

 講話後、仲間さんは三線を弾きながら宮古民謡の「家庭和合」と「宮国ぬアニガマ」を歌い上げた。

 生徒たちは、保良のヨンシーを実技で演じた。平良さんは「ヨンシーには、空手の形を取り入れてあるから、俊敏な動作が必要。手前でクバ笠で表現する時は、八の字で表現してください」と指導した。

 1年生の下地ひかりさんは「子ども会でも習っているが、もっと正しい踊り方を学びたい」と意欲を見せた。

 総合的な学習時間を桃源郷(ユートピア)プロジェクトと命名し、その一環で実施した。


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