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環境・エコ 産業・経済
2010年7月30日(金)16:27

株出面積が増加傾向/誘殺灯、「ベイト剤」の効果

プリンスベイト剤を使った株出畑=29日、平良七原
プリンスベイト剤を使った株出畑=29日、平良七原

 宮古製糖城辺工場と沖縄製糖宮古工場の調査によると、宮古島や来間島、池間島の畑に現在育っているサトウキビの株出面積は213㌶で前年と比べ79㌶(59%)の増加。両工場は「ハリガネムシに有効なプリンスベイト剤の普及とアオドウガネの成虫を光りでおびき寄せて捕獲する誘殺灯の大量設置効果が表れている」と要因を分析する。
 

 
 株出面積は、収穫後の畑に株の出が目立つようになったため今後も増えていくとみている。春植面積は321㌶と前年比59㌶(23%増)増えた。
 

 工場別の株出面積は宮糖が、前年比26㌶(93%)増の54㌶。沖糖が159㌶(同比53㌶、50%増)と、両工場ともに大幅に増えた。
 株出は以前に使われていた塩素系殺虫剤の使用が禁止されてから、キビの根の芽を食い荒らすハリガネムシが増え年々減少。城辺工場によると、78~79年期に1451㌶もあった株出面積は95~96年期には18㌶にまで激減した。

 
 株出は2年1作の夏植と比べ、1年で収穫できるのがメリット。最近は株出復活による畑の有効利用とキビ増産に期待がかかっている。
 春植は宮糖が178㌶(前年比18㌶、11%増)、沖糖が143㌶(同比41㌶、40%増)。
 沖糖は春植普及の課題に、収穫後の耕起や整地などの植え付け準備が円滑にできるような機械利用体制の整備を挙げている。


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