汗の結晶、4団体に寄付/10RUN実行委 収益金35万円を
「チャリティーフェスタ10RUN」の実行委員会は23日午後、宮古青年会議所など関係4団体に10RUNの収益金を寄付した。実行委の生徒たちは寄付金の有効活用を促すとともに、10RUNの趣旨に賛同した企業に感謝を込めた。
10RUNは、高校生が企画・運営する慈善活動。1チーム30~40人の高校生が400㍍トラックをリレーで10時間走り続け、周回数に応じて各企業から募金を集めるという仕組みだ。今回の10RUNには約150人が参加し、合わせて1789周走って約35万円の収益金を得た。
寄付金の贈呈を受けたのは、宮古青年会議所や市身体障がい者福祉協会平良支部、NPO法人宮古地区手をつなぐ育成会、同美ぎ島宮古島の4団体。市社会福祉協議会平良支所で贈呈式が行われ、10RUN実行委の粟国拓夢委員長が代表者に寄付金を手渡した。
粟国委員長は「10RUNの当日は一時中断する場面もあったけど若い力で乗り切ることができた。ここまで継続できているのも地域や企業の皆さんの協力のおかげ。感謝を込めて寄付金を贈りたい」と話した。
4団体を代表して宮古青年会議所JC杯少年野球大会実行委員会委員長の長嶺雄次郎さんが「今年はJC杯野球に岩手県宮古市の少年球児を招待した。その子どもたちを10RUNに呼んでいただいたことがとてもうれしかった。子どもたちにとっては本当に良い思い出になった。この寄付金の価値はとても重い。大切に使います」と感謝した。