01/17
2025
Fri
旧暦:12月17日 仏滅 乙 
教育・文化
2012年11月3日(土)9:00

何事も前向きに考えて/NHKの白鳥アナ

宮総実で進路講演


白鳥哲也さん

白鳥哲也さん

 NHKアナウンサーの白鳥哲也さんが2日、宮古総合実業高校で、進路講演を行った。好奇心旺盛に、何事にも前向きに、果敢に挑戦してきた半生を語った。生徒たちには「できない言い訳をするより、どうしたらできるかを考えよう」と呼び掛けた。


 小学校は福祉の仕事、中学ではアイドルを夢見ていた。高校は、堅苦しい校風の都城西に進学した。

講話に耳を傾ける生徒たち=2日、宮古総合実業高校体育館

講話に耳を傾ける生徒たち=2日、宮古総合実業高校体育館

 白鳥さんらは、がちがちの校則を変える活動を起こし成功。小学校の時には手話を学び、多くの人が音の出ないテレビと向き合っていることを知った。大学では、バーテンダーのアルバイトもした。

 行動派の白鳥さんは「人のやることに無駄はない」と強調。「経験が人の器を大きくし、いつかは人生に役立つ」と語った。

 ボランティア精神も旺盛で、2004年には愛媛県松山市で「まちづくりNPOイケメン連」、10年には「沖縄イケメン連」をつくった。沖縄のイケメンは、休日にかりゆしウエアのファッションショーを開き、大勢の観客が訪れるなど、大きな成果を挙げているという。

 活性化の取り組みは、地域資源をいかに活用するかがポイントになるとし、宮古では海やミヤークフツなど、宮古の人が見たら何でもないようなものでも成り得るとアドバイスした。

 宮古総実高校環境班の地下水を守る活動も素晴らしいボランティアと評価し、より深化させるよう激励した。

 電車の中である女性に優しくされた少女が、勇気を振り絞って「ありがとう」と礼を言ったというエッセーを紹介。同女性を例に「相手の立場に立って物事を理解できる人は、すてきな大人と言える」と考えを示した。

 最後は「いろいろな経験を経て、NHKに入って今の自分がある」と半生を回顧。「現状を肯定することはすなわち、人生の充実を意味する。私は前向きに生きることを座右の銘にしている」と言葉を贈った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!