05/30
2023
Tue
旧暦:4月11日 友引 戊 
産業・経済
2012年11月9日(金)9:00

キビ夏植発芽率50%/沖糖管内

大幅減産を懸念/早期の補植呼び掛け


サトウキビの新植夏植圃場を視察する沖糖の職員=8日、平良成川

サトウキビの新植夏植圃場を視察する沖糖の職員=8日、平良成川

 沖縄製糖宮古工場の調査によると今年9月に植えたサトウキビ夏植の発芽率は50%と、台風17号の影響で落ち込んだことが分かった。平年の10㌃(約1反)当たり収穫本数は7000本だが、現状のままだと3500本になり、大幅減産が見込まれるという。同工場は対策として、早めの補植を呼び掛けている。


 調査は、沖糖管内(平良、下地、城辺)の38カ所の畑でこのほど実施した。発芽率は最も低い所では、33%だった。

 植えたばかりの苗は、9月28日に襲来した台風17号の強い風と雨で流動した土に埋まった。発芽しなかった所の苗の芽は、ほとんどが黒くなり腐った状態。表面に瓦状に固まった土が、土中への空気の流入を妨げ、窒息状態になった推測している。

 最大瞬間風速74・1㍍を観測した2003年9月11日の台風14号(マエミー)の時も、同様な被害が発生した。14号の時は、植え付けを済ませていた畑の割合が12%。今回は85%(9月植えは77%)と、被害面積が広大なため、対策がなければ大不作になる可能性が高い。今年の夏植は、1年半後の14年春ごろ収穫される。

 補植の品種は、発芽しやすい農林25号を勧める。「植える時は、鶏ふんを入れることで土壌の温度が上がり、発芽と出た芽の生育が促進される」と助言する。

 沖縄製糖の砂川玄悠専務は「危機意識を持って徹底的に補植することが、来期に向けては大切」と農家の頑張りに期待した。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年5月23日(火)8:58
8:58

第49代ミス宮古島が決定

サンゴ・横川、ティダ・根間、ブーゲン・下地さん   宮古島観光協会(吉井良介会長)は21日、市内のホテルで第49代ミス宮古島の最終選考会を行い、3人のミス宮古島を決定した。ミスサンゴに横川夏希(なつき)さん(24)、ミスティダに根間陽佳(はるか)さん…

2023年5月21日(日)8:56
8:56

加温マンゴー販売開始/島の駅みやこ

昨年より3週間遅れ   島の駅みやこで20日、今季初入荷した加温マンゴーの販売が始まった。出荷したのは博愛農園(宮國邦夫代表)で、化粧箱入りのマンゴー、ミニマンゴーが店頭に並べられ観光客らが買い求めていた。 ビニールハウス内をボイラーで温めて育てた加…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!