04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済 社会・全般
2010年6月18日(金)17:02

カボチャ/2億円の大台突破

本土で好評を博している宮古産完熟カボチャ(資料写真)

本土で好評を博している宮古産完熟カボチャ(資料写真)

合併以降初、3年間倍増傾向/伊良部が全体の5割占める
 JA取扱の2009年期作(1~4月出荷)カボチャ販売額が02年の全県単一合併以降では初めて2億円の大台を突破した。生産農家数や栽培面積が大幅に増えたのが要因。16日のJA宮古地区かぼちゃ専門部会で報告された。10年期作は販売額2億6600万円、出荷量760㌧を目指す。
 
 JAのカボチャ販売額は、07年期作が5300万円、08年期1億2000万円、09年期が2億500万円と3年間は倍増傾向。栽培懇談会を数多く開催し、JAの販売体制に理解を得たのが、功を奏しているという。
 
 09年期の生産農家数は、前期比50%増の135人。面積も7・7㌶と、同比88%増えた。出荷量582㌧(同比78%増)、反収755㌔だった。
 
 支部別の出荷量は、伊良部(324㌧)が最も多く全体の55%を占めた。
 
 カボチャは07年、拠点産地に認定された。ブランド化に向け、栽培技術の底上げや、消費者の「安全・安心」指向に対応して、農薬使用基準の順守と防除日誌記帳を徹底している。
 
 販売戦略については「亜熱帯野菜としての魅力をアピール」する方針。09年期作は出荷箱に「宮古島産」を表示した。
 
 10年期作の重点事項に①秀品率の向上②土づくり徹底による大玉生産出荷率の向上③信頼される「安全・安心なカボチャづくり」-などを挙げている。
 
 宮古では以前カボチャ栽培が盛んに行われ、1980年の出荷量は約2700㌧、販売額6億3000万円に達した。その後、外国産に押され激減。近年は外国産野菜の残留農薬問題に伴い、国内産指向が強まり、以前の元気を取り戻しつつある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!