12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
環境・エコ 産業・経済
2010年6月6日(日)19:26

肉用牛 臨時競りの決定先送り/県とJA、防疫を重視

「現段階ではリスク高い」
 宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)問題で、県とJAは5日、那覇市のJA会館で県内家畜競りの臨時開催に向けて協議したが、結論には至らなかった。県内に口蹄疫を侵入させないよう防疫を重視、開催の決定を先送りした。JA沖縄中央会の赤嶺勇会長は「切羽詰まっている農家の苦しみも分かるが、他県、特に宮崎県の状況を見ながら判断していきたい」と述べ、生産農家に理解を求めた。

 口蹄疫の侵入を防止するため、肉用牛を含む県内の家畜競りは5~6月と2カ月連続で中止となり、生産農家は大きな経済的損失を被っている。
 
 このような事態を受けて県とJAが臨時競りの開催を検討。宮崎県えびの市の口蹄疫終息を踏まえて開催の可否を協議した。
 
 ただ、防疫の観点から「現段階においてはリスクが高い」と判断した。宮崎県の口蹄疫対策をはじめ、牛の海上輸送の問題などを協議したが「もう少し様子を見るべきだ」(赤嶺会長)とする方向でまとまった。
 
 赤嶺会長は「えびの市は終息したが宮崎県ではまだ広がっている現状がある。あとしばらくは様子を見ないといけない」と防疫の重要性を強調。ただ「そんなに長く(待つこと)はない。あとしばらく我慢してほしい」などと述べ、引き続き臨時競りの開催を検討していく意向を示した。
 
 宮崎県えびの市の口蹄疫は終息したが、川南町などでは拡大しており、6月4日現在で271例目の感染疑似牛が確認されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!